マンガに恋する女の ゆるゆるライフ

花鳥風月 (3) 初回限定版小冊子付 (ディアプラス・コミックス) 志水 ゆき 新書館 2014-07-30 売り上げランキング : Amazonで詳しく見る by G-Tools

～ストーリー～
なぁ、お姫様。
あんたのために、最高の器を焼いてやるよ──。
亡き祖母の跡を継いで、町長になった沢斗。
力不足を痛感し、悩み沢斗の唯一の憩いの場・露天温泉に、
都会からやってきた陶芸家・大輝が踏み込んできた。
軽薄で図々しい大輝だが、なぜか憎めない。
ある日、沢斗の弟・円馬が倒れ──！？
自然豊かな山間で育まれる恋を描く、
志水ゆきのストレートラブストーリー、
こじれにこじれた大輝×沢斗のなれそめ篇を収録！！
覚悟しろよ。帰って来たらお前を抱く──
（コミックス裏表紙および帯より引用）

「つうか目の前に乳首があったら
　①なめる　②つまむ　③転がす
　の三択だろー？」
どれも一緒'`,､'`,､('∀`) '`,､'`,､
大輝は今まで相当遊んできているテクニシャンと見た。
そうは言うものの大輝は大輝で、自分にだけ笑顔を見せてくれない沢斗にヤキモキ。
しかし円馬絡みでささやかに感謝された時の沢斗の表情に小さな幸せを感じて。

「俺はお祖母様の代わり…
　ただの代わりだったんだ──」
大輝の初恋は沢斗の祖母だった事を知り
だから自分は身代りにされているんだと悟った沢斗が
ショックを受けて泣きそうな顔が悩ましいったらありゃしないー！
沢斗もなんだかんだで大輝のことを既に好きになりかけてるー♪

そんな時、第3の男・博巳さんが二人の前に登場。
この人は沢斗の事が好きなの？どうなのー？！
（以下、BLネタバレ感想です）



「お前に、女として
　お祖母様の代わりにされるのだけは
　死んでもごめんだ！！」
お祖母様ではなく俺を見てくれ──
といっそ言ってしまえ沢斗。
自分だけを特別扱いして欲しい、と思うことに戸惑いを感じつつ
その気持ちを否定したり・・なかなか難儀です沢斗の心は。

沢斗はお祖母様の面影から脱却したくて髪を切ったというのに
「顔まで変わるワケじゃない」という大輝さん、
それじゃまるで髪を切ってもお祖母様の面影を追っていると
沢斗に勘違いさせてしまうではないかー！

それでも、町の復興のために大輝から提案された条件、
「一日一回　俺にキスすること」
を飲む沢斗さんのツンデレぶりがイイ感じです。

そんなこんなで、沢斗はどんどん大輝に惹かれていき
キスを受け入れ始めて、そんな自分が急に恥ずかしくなって逃げるとか
もう本当にどんだけピュアな乙女属性なの沢斗めー♪
極めつけは
「これ以上して…好きになったら困る──」
むしろ大輝を煽ってますから沢斗さーん。しかも
「そんな大きいの…入るわけない…（はあ）」
これは無自覚な誘い受というやつですか
残念ながら沢斗を気遣ってこの時は合体しないままでしたが
擦りつけあうシーンだけでもなかなかムハー(〃ﾟ∇ﾟ〃)とさせてもらいました。

次こそは二人の身体が繋がるシーンが見られる・・筈でしたが
崖の崩落で窯場にいた大輝が土砂埋めに遭ってしまう大惨事発生orz
この事故で大輝は記憶喪失になるとは沢斗にとっては辛い出来事ですね。
なるほど、これを踏まえて、もう一度1～2巻を読みなおしてみたいと思います。

そして第3の男・博巳さんは、沢斗と大輝のお邪魔虫ポジションかと思いきや
ガラ（沢斗の同僚）の兄・幹久と・・・？？
というよりは、幹久が博巳に片恋している感じが。
しかも、幹久は沢斗を好いていると博巳は思い込んでいるようで。
この大人組は少々ややこしい事情が関係してそうですはい。

初回限定版付属の小冊子には、一見×糸くんのSM話が収録（笑）
「一見さ…ん　ほ…ほどいて…　ほどいて下さ…い
　…っ　し…下…　ここ…ほどいて…」
一見さんの言いなりな糸くんが微笑ましい。
そんな糸くんのピュアさが一見さんのオアシスになっているのが窺えました。


　　　

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