マンガに恋する女の ゆるゆるライフ

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黒執事 Book of Circus #10(最終話)「その執事、遂行」 

黒執事 Book of Circus Original Soundtrack

「悪魔よりよっぽど悪魔らしいじゃないか。
 これが人間だ!人間なんだよ!!セバスチャン!!」

この結末は本当に正しかったのか、
そもそも正解なんてものはないのかもしれないとさえ考えさせられる最終話。




「俺も右手があればお前を背負ってやれるんだけど、ごめんな」
一番幸せだった時の回想シーンを入れてくるなんて視聴者を泣かせくれる(ノД`)・゜・。
くうう、シネマティックレコードが憎い。。。
児童誘拐という『奪う者』としての生きた時もありましたが
生まれた時から最期まで『奪われる者』として
人生で終わってしまった彼らの儚い人生はとても切なかった。


「一体小生は何度同じ忠告を【君達】にしているんだろう、
 ねえ?ファントムハイヴ伯爵」

アンダーテイカー意味深開眼イタダキマシタ
前髪が長いせいもあって滅多に見えない葬儀屋の瞳がお目見えしたという事は
なかなか重要なワンシーンであることが窺える。
『クラウディア・ファントムハイヴ』と書かれた遺髪入れのペンダントは
それはシエルの祖先様(お祖母さん?)の髪なのか、
それをなぜ葬儀屋が持ってるのか色々と最終回なのに謎を残してくれるじゃありませんか。


「女王陛下の御心次第だ」
Wチャールズの登場は嬉しいけど登場遅いよもう最終回ダヨ。゚( ゚^∀^゚)゚。
※いえいえ、全く以て原作通りの展開で予想通りの登場ではあるのですが(笑)
しかし女王陛下もWチャールズな白執事にシエルを監視させていたなんて
よっぽどシエルを信用していない証拠ですね。


「悪魔よりよっぽど悪魔らしいじゃないか。
 これが人間だ!人間なんだよ!!セバスチャン!!」

オレンジ売り少女のオレンジを買ってあげたり
ワークハウスに遺された孤児を心配する慈悲は持ち合わせているのに
ケルビン邸にいた児童たちには残酷で無慈悲になってしまう、
それは虐待を受けたシエルの過去が大きく関わっているものとは把握しつつも
だからといって児童たちの命を奪うのを肯定するのは私には理解しがたい所。
と同時にシエルのちぐはぐというのかな心のバランスも心配になる。
悪魔の悪よりも人間のほうが、自身のほうが悪だと自覚しているシエルには
アンダーテイカーも心配しているように
セバスという大きな力を持つせいで命を軽視する方向にあって。
ゆえにリジーやソーマ王子などがシエルを悪魔的性格に完全に陥らないよう
食い止める役目になっていってくれたら嬉しい。


「Over the hills and a geat way off,
 The wind shall blow my top-knot off,
 (丘を越えて彼方へ。風よ私のリボンを運んでくれ)」

ジョーカーも歌っていた『笛吹きの息子トム』の歌詞のように
シエルのシルクハットのリボンが風になびいていくシーンにグッと胸が締めつけられた。
ジョーカーたちは丘を越えて永遠の幸せを掴むことができたのか、
それがシエルにも見えたのだとしたら、
それはもしかしたら『奪う者』=シエルが都合のよく解釈した幻なのかもしれません。
それでも自分は悪魔だと言いつつシエルの心にもまだ慈悲の情があって
そしてリボンのようにジョーカー達が丘を越えていった結末だったのだ…と
この作品に救いを求めてしまうのも私の傲慢・人間のエゴなのかもしれない、そう感じるラストでした。


********************

◆総括
罪を重ねながら、葛藤しながら、他人の屍の上に成り立つ生へのもがき、これが如実に描かれていたその結末は、ハッピーエンドではなくバッドエンドとも若干違う、アンハッピーエンドという言葉がしっくりくるかもしれません。
子供達に本当に救いの手を差し伸べることは出来なかったのか甚だ疑問に感じつつ、しかしそれは綺麗ごとであり、無責任に救済すべきでないというシエルの考えも理解してしまう所。
二次元なので綺麗ごとやハッピーエンドで締めくくってほしい気持ちがありますが、醜さや自分勝手な人間の『悪』の部分を描ききってこそのこの作品だと感じる。

このような衝撃の結末もさることながら…今期の黒執事は、女性の脚を開脚したり乙女心を弄ぶセバスに全国のセバスファン涙の絶叫。゚( ゚^∀^゚)゚。
かくいう私も原作を読んだ際にかなり驚かされました。
恐らく原作既読者にとってアニメ1期や2期は原作とは別物として捉えている節があるので、というよりは現に私がそうなので(特に原作厨という訳ではないのですが)、今回あからさまに女性とゴニョゴニョしていた姿には少なからずショックを感じたのは確かです。

サブキャラについて、スネークの腹話術(とは少し違いますが)でCVてらしーによるバラエティに富んだ声の七変化を楽しませてもらいました。
生き残ったスネークにはどうかこの先幸せが訪れてくれることを祈っています。
死神トリオの登場も賑わいを見せてくれて、二段ベッドでウィルとセバスが寝泊まりする、なんて素敵なルームメイトな会話も面白く、ウィルと関わるとセバスの言動も一味違ったものが見られるのが良かったです。

続いて製作されている映画&OVA『幽鬼城殺人事件編』も期待しています。
サーカス編とは違った意味合いでかなりの衝撃があった原作話ですので、機会があったら映画館で鑑賞できたらと思います。

(C)枢やな/スクウェアエニックス・黒執事Project・MBS

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