~ストーリー~
名門寄宿学校に潜入したセバスチャンとシエルは、
ついに事件の真相に辿り着く。
いじめ撲滅に向かった、正義感溢れるエリートたちが
迎える哀しい結末とは──!?
「寄宿学校編」ついに完結!!
契約上最優先されるべきは、貴方の命です。
消えた生徒の行方を突き止めたシエル。
寄宿学校の生徒間で起きた小さな事件が、
巡り巡って悪魔を惑わす大きな脅威へ…。
人の命を弄ぶ、二匹の獣の諍いを、黄色い月が照らす、照らす。
世界で一番幻想的な執事漫画をあなたに…。
学園ごっこはもう終わる
(コミックス裏表紙およびチラシより引用)寄宿学校の黒幕校長=葬儀屋アンダーテイカーだったという
驚きと期待の事実が発覚した17巻だったので
これ以上どんな展開が待ち受けているかと思っていた18巻は
「お前らにまで罪を背負わせるわけには…」「監督生は君だけじゃない」「ああ、監督生は学園を守らなければならない」「そのための罪なら誇りを持って共に背負おう」あらすじの通り、悲しい結末が待ち受けてました。。。
(以下、ネタバレ感想です)
ブルーアーたち正義感溢れる彼ら4人が監督生だけの特権である芝生に初めて足を踏み入れ
監督生になった自分たちの誇りを噛みしめ涙する…
そんな1年前のちょっと感動的な回想シーンから18巻はスタート。
その頃は、シエルの探し人であるデリックも健在で、
好青年な寮弟として監督生のサポートをしていたものの、その実、
裏では弱い者イジメをしていたイジメッコだったことが判明。
「ストレス発散くらい大目に見て下さいよ。
その分、皆さんより莫大な寄付金を納めますんで、パパが」名家のボンボンっぷりが腹立たしいったらありゃしない(`ε´♯)更には自分が不利にならぬようアガレス副校長を手駒にして味方につけるという
デリックもアガレスもとんだ悪者だったー!
「こいつらがいる限り学園の伝統は蝕まれ続ける。
そんなことがあってはならない。なぜなら
伝統は絶対!!」こんな奴が来年監督生をするなんてことを現監督生にとっては到底許すべき事ではなく
怒りが頂点になったグリーンヒルがデリックを撲殺しブルーアーたちもそれに加勢して。
「わかってくれるな?ファントムハイヴ」「人を殺しておいて何を言ってるんだ?」人の命よりも学校を守ろうとする監督生たちの間違った正義感もさることながら
それを批難するシエルもどうなのだろう。
サーカス編で終止符を打ったシエルのあの行動が
正しかったのか間違っていたのか判別はつきませんが
読者(私)に少なからずマイナスな印象を与えたものです。
この一件があるので今回ブルーアーたちの行いを諌めるシエルの言葉には
少し違和感を感じざるを得なかった。
しかしその後エドワードとの会話で多少この違和感は解消されたかも。
「小生は定められた終わりの先を見たいだけさ」撲殺されたデリックは葬儀屋によって
走馬灯+未来予想図を繋げた『NEW歪んだ肉人形(ビサールドール)』に。
そして結局今回も葬儀屋には逃げられてしまう結末。
ううう、まだまだ黒幕アンダーテイカーのほうが一枚どころか何枚もウワテですね。
「もしその怪物が味方になれば──
そっちの方が素敵」女王陛下の黒々しさktkr/(^o^)\
事の顛末をシエルから聞いて、ビサールドールを味方につけたがる、
何を考えているか読めない笑顔はアンダーテイカーよりもよっぽど不気味。豪華客船編で葬儀屋が落とした遺髪入れをキャッチしたシエルでしたが
その遺髪の一つ『クローディア・ファントムハイヴ』がシエルの祖母であることが判明。
このあたりは前々から予想していた通りの展開ですが
シエル祖母と葬儀屋の関係が未だ不明…恋仲というのが一番分かり易い所ですが
実際はどういった関係性だったのだろう。
そして新章・魔女の森編がスタート。
今回ドイツへの魔女の森へフィニ、バルド・メイリン・スネークを連れていくのは
彼らに何かしらのお役目があるということなのだろうとは想像できる。
特にドイツ語が話せるフィニには何か隠し事アリアリなのも
今回の事件になにか関連してそうな予感大。
ドイツ、ということで、忠実なドイツ犬=ディーデリヒ(シエルパパの旧友)も登場しそう。
今月末の新刊発売が待ち遠しいー!


![月刊 Asuka (アスカ) 2014年 07月号 [雑誌]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/61x%2BoHWUbBL._SL160_.jpg)
![シルフ 2014年 07月号 [雑誌]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/61jiY6-sB5L._SL160_.jpg)
- 関連記事
-