~ストーリー~
涅槃(ニルヴァーナ)へようこそ。
諸行無常のドメスティック・ラブ・ミステリ、欲望と煩悩編。
自殺未遂で記憶をなくした青年・ミク(仮名)は、
第一発見者でお寺の坊守・涅生(ネオ)に保護される。
その時、ミクが持っていた幼稚園バッグの中に大量の札束があって…?
記憶が戻るまでの間、ミクはお寺の居候になりお気楽な毎日を過ごす一方で、
ネオはミクの過去の暗部を知ることになる…。
阿仁谷ユイジの新境地!御仏&ミステリBL!!
(上巻コミックス帯および裏表紙より引用)
(C)Yuiji Aniyaコミックスを開いて早々1ページ目から、
『この物語は完全にフィクションです。(以下略)』
という大きな台詞で注意書きと共に
首つり自殺しているキャラの画が(((((( ;゚Д゚)))))
ユイジ先生の久々のBLに喜びで急んで読み始めたら
初っ端からダークさ爆裂でびくびくしながらページをめくると・・・
「うち無縁仏はやってないんで
納骨堂のお申し込みを済ませてから
改めて死になおしてもらえませんかね」ユ イ ジ テ イ ス ト ktkr (´∀`)ワーイ!!4ページ目からは登場人物が三頭身になったりなど
この物語のダークすぎない軽やかな方向性を把握しワクワク感が止まりません♪
(以下、BLネタバレ感想です)
自殺未遂していたミクは記憶喪失状態。
警察に届け出ようとするネオにたいしてミクが拒絶反応するのは
「そんなことしたらこの連載終わっちゃうよ!!?」確かに`;:゛;`;・(゜ε゜ )ブッ!!ww
そんなこんなでネオのいるお寺で居候することになったミクは
寝ぼけてネオにCHUをして下半身にまで手が及ぶ?!
「あ~~~ばか、そんないきなし指…
あ 入ッ…

(にぎ×2) オレ知~~らない…っと」「は …ひ っ… ぁに これ きもちぃ …っ
も…出…ゃうっ」「…やべ 入れてーな…」イ ケ イ ケ Go Go \(^o^)/そんなエロエロて展開を期待した矢先・・・
「みくは僕が殺した」ミク、泣きながら衝撃発言/(^o^)\どうやら内縁の妻の莉日子が亡き後
ミクは莉日子の連れ子だった実玖を殺した可能性がでてきたり、
ミクは一時的に失った記憶をフラッシュバックさせていたり。
はたまた、ミクのダークな過去を教えたくないネオはミクを無理やり抱こうとしたり、
ミクはミクで満更でもない様子だったり。
そんな二人の様子にネオの妹♂バンビが
「amaz○nレビューで酷評されたらアンタたちのせいだからねッ…!!!」こんなバンビちゃん♂曰く、
レビュー対策その1【ラブありき】ご も っ と も (笑)
ラブ→肌色展開になるのが少女漫画でもBLでも大衆的ではありますが
肌色→ラブ展開、という肌色先行型もキャッチーですものね。
レビュー対策その2【一棒一穴】3人プレイ(複数プレイ)というのはまだまだマイノリティですものね。
私も基本的には一夫一夫制がお気に入りです。
ということでバンビの対策通り(!?笑)やはり上巻のラストでネオがミクにフォーリンラブ。
なのに最後のページにネオが
「ミクのことは好きになんてなんねえから。
ぜってーなんねえ。だってミクは──」ミクが犯罪者(仮)だからなの??(ノД`)・゜・。
そして下巻は初っ端から
「お前は帰んなきゃなんねえんだよ斎木莉日子のところに!!
斎木実玖のところに」せっかくミクとネオのラブが生まれ始めてきたというのに
ミクを拒絶するネオが憎らしい。
しかしネオやバンビはミクの本当の正体を知っていて・・・。
寺を出て行ったミクは暫くして寺に出戻ってきたはいいものの、
「僕は御厨ミチロウと申します。初めまして」記憶を取り戻したミクはネオたちと過ごした日々をすっかり忘却!?
下巻ラストスパートから一気にシリアスモードとなり
実は実玖は生きていたり、でもミクの本当の正体が…だったり
涙涙で胸が締め付けられるのなんの(ノД`)・゜・。
と 思 っ た ら ・・・
「や~~~死んじゃってましたね~僕!」シリアスモードから一転、
大ドンデンガエシなラストが待ち構えてたー!なんだかんだ、大団円なハッピーエンドを迎え、
そして後日談では意外なカップリングも誕生しそうな勢いです(笑)
上巻の最初の1ページ目のダークさにオドオドさせられ、
しかしライトで笑える内容で読み進めていたところに
下巻のラスト直前でシリアスモードに陥り、
それでも大団円で幸せな最終話を読み終える事ができる、
上巻と下巻が同時発売によって急転直下な物語を堪能することが出来ました。




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