「己の命などいつでも捨てられる」大 切 な 人 の た め に 。
「まさか玉が体の中に隠してあったとはね」最後のひとつ『仁』の玉の出現によって
信乃・現八・小文吾・毛野・大角・道節、そして蒼の玉が
共鳴するかのように発色していましたが
荘介だけがこれを体感できず・・・なんだか寂しいものが(´ω`。)
玉欲しさに天狗の山を燃やしてしまう蒼さん、今回は少々オイタが過ぎまする。
「我ら一族は人を愛するそれが運命。
そして我らは人へと還る」仁を救うために葉月も命の半分を分け与えたり
母親や華月を死なせた事を嘆いて死を選ぼうとする仁に平手で一喝したり
子を愛する葉月の父親ぶりにウルッとさせられる。
葉月の父性愛は天狗と人間のハーフという仁と同じ境遇だったからだけではなく、
葉月(華月父と人間女性とのハーフ・華月とは腹違い)と 仁(華月と人間女性とのハーフ)が
叔父甥という血縁関係であるのが大きな所でもあると思われますが
この件りがカットされてしまったということはあまりキーの部分ではなかったのかしらん。
「ほれ、大人しくしろ。…あ」「うわー!翼?ちょ、これどーやって動かしたら…っ!」葉月が身を挺して仁を逃がして涙涙な切ない中、仁が天狗として本格開花しましたが
棗目のお茶目さんも開花(笑)
きっと擬人化したらイケメンだろうに
すっかり今回で三枚目ポジションが定着してしまったイメージ?!
ほのかにおねえキャラぽさも感じてしまいます(´∀`)
「八つの魂が集うのは宿命。 けれどそれは呪われた運命。
八つの魂の証でもある玉を
全てを里見の手に渡るのを阻止出来ればそれでいい」出でよシェンロン!まであと少しですが
犬士達にそう易々と収集させてくれないのですね。
玉梓姫が8ヶの玉を集める莉芳の計画を妨害するのは
今一度封印されてしまうのを防ぐためと思われますが
なぜ過去に伏姫が封印したはずの玉梓姫がいま解放されているのか、
玉梓姫が何をしようとしているのかなどなど、最終話までに真相が明らかになるのかハラハラ。
そして8ヶの玉が出現した事、しかし『義』の玉は蒼のもとにある事、
それが痛覚そして視覚まで失い始めた荘介に影響しているのだとすると
早く荘介の手に『義』の玉を奪還してもらいたいところです。
「葉月、確かに俺とお前は似ている。瓜二つと言ってもいい。
だがな仕草まで似せる事はない。不愉快だ。
ほら俺を指差すな」「華月、鏡に向かってなに文句言ってんだ?」「え!?」予告ナレで華月キャラ崩壊(*´∀`)儚い切なさから一変、予告で楽しい天狗兄弟の日常が見られて嬉しい

魂の抜けてしまった葉月の身体が今は玉梓姫のもとにありますが、
八犬士は半身を妖と共に生きる、いわゆる半身が守り人というのかな、
ボディガードのような役割を担っていると思われるので
仁のもとに早くその半身が戻って来て貰いたい。

次回
『第24話:岐路』(C)2013 あべ美幸・角川書店/八犬伝プロジェクト
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