「真広に言わなくちゃいけない事がある」「吉野から訊かなきゃいけない事がある」「吉野は」「真広は」「「覚えているだろうか…」」まもなく二人が対峙する事が窺えるような吉野と真広のユニゾン台詞が素敵。
どうやらここ数週の うっちーはインフルだったようで
でも今回の収録から声の調子が戻ったみたいで何よりです。
毎度サブキャラのキャスト様による兼役はチラホラありましたが
今回はニュース番組アナウンサーの数々、そして今川焼屋さんなどなど
本役よりも台詞があったCVべーさんが印象的でした(笑)
「約束だ。愛花の彼氏のこと聞かせろよ。
ついでにお前の彼女のことも」『ハムレット』と同じように墓地での兄vs彼氏の遭遇。
真広は『吉野の彼女はダレ会議』のおかげ、というより
羽村くんの禁断の言葉発言(笑)のおかげで事前に心の整理がついたのでしょう。
吉野にとっては真広が『ハムレット』を読んでいた事も驚きで、それ以上に
吉野と愛花ちゃんの関係を真広が既に知っていた事にも驚かされていましたが
しかしこの事で吉野は真広に話しやすくなりましたね。
「あああ愛花とキスしやがったのか!?
俺の愛花になにしてやがんだ!!」真 広 の 焦 り 顔 & 悔 し 顔 が 可 愛 い 。吉野と愛花が両想いでも、それでも吉野に嫉妬したり気に食わない感情が湧くだろうに
それを封じて吉野を殴ることは道理に合っていないとしてしまう真広の性格は
変に頭が良いので合理・不合理で考えてしまう損な所。
「真広は強いな」だからといって達観している訳ではなく、
前話の吉野と同じように強く装っているだけなのかもしれません。
蕾が開き始めた梅の様に、蕾から恋心が開き始めた真広が
いつか全てが解決した時には吉野と共に桜舞う樹の下で感情を剥き出しにし
弱さやもろさをさらけ出して号泣できればと思います。
「・・・
・・・
・・・なにぃ!? わっっ和解!?」力也さんボイス裏返っていらっしゃる(笑)「一体どうなっている…私はいつまでこんな事に悩まされるのだ」いい大人が、十代の子供たちの恋バナに振り回されていますものね。
「私の吉野」発言の葉風さんや、
「愛花ちゃんの腕はゴボウ」発言の吉野などなど
大人たちの杞憂を余所に、合流した拠点マンションでは
葉風や真広たちは和気あいあいモードで楽しそう。
リビングダイニングにあるバーカウンターと窓の位置配置がアンバランスだったのが気になったー。吉野へのアピールが大胆になってきている葉風さんの想いは報われなさそうで切なくなる(´ω`。)
そんなこんなで葉風は吉野のために、吉野は愛花のために今を生きている中、
ほぼ流されるまま絶園マンを演っている羽村くんも自身の在り方を考えていましたが
元カノゆっちゃんのためという単純な動機でも構わないと思う。
唯我独尊な真広も、自分のために動いていると言いつつ
最終的には愛花のために悲劇ではないラストを選択しそうな気がする。
というより、そうであってほしい。
「再び過去に戻ろうと思う。不破愛花の殺される前の時間にな」葉風さんが過去に戻る事が可能ならば愛花ちゃんが殺されない様にするのが望ましい。
しかし過去への干渉はタブーな上、
死んだ人間はいくら魔法でも生き返らないと葉風が断言していた事もあり
殺害を防ぐ事は無理なのかもしれません。
それでも葉風さんには愛花ちゃんを救ってほしいと思ってしまう。
高度文明を抑制することで地球を管理下にし
宇宙人が自分たちの惑星を侵略されないための兵器『はじまりの樹』と
愛花の死がどのように繋がるのか、いよいよ次回明らかになりそうでハラハラー!

次回
『第20話:フーダニット(誰がやったか)』(C)城平京・左有秀・彩崎廉/「絶園のテンペスト」製作委員会・MBS
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