「(テンペストは)最後には全てを許し、
皆が自由に、幸せになって終わる話さ」まるでこの物語の結末を示しているかのよう。
「…あのさ、浴衣の時はラインが出ないように
下着をつけないって聞いたことあるけど、本当?」お年頃男子の吉野はナチュラルに大胆なこと訊いてくれますね。
「吉野さんがじかに手を差し入れて確かめるのを許可しますが」肝が据わっている愛花ちゃんもどこまでも小悪魔ですが
吉野さん見す見すこのチャンスを逃すなど勿体ないー!「いやぁ何度入っても気持ちがいいもんだなぁアハ」夏村&哲馬をマント助手に、華々しく絶園マンデビューしたものの
まだまだ『頼りないほうの絶園の魔法使い』呼ばわりされる羽村くんは
確かにヨダレを垂らして寝ている姿はとても極悪人には見えないアホ面。(良い意味です・笑)
総檜風呂のほほん満喫中の羽村くんはこの物語で唯一堅苦しくなく
ちょっとしたオアシスというのか気を張らずに見ていられるキャラクターなので、
もしこれで本当に愛花殺害犯だとしたら、とんだ二重人格の持ち主になる(´ω`。)
「男だね」「オボコは男で変わるからのう」「「ウヒャヒャヒャ」」金さん銀さん的な双子(?)お婆ちゃんの下世話フイタ(笑)
鎖部の里に起こったスパイ潜入事件発生は
葉風や吉野たちを呼びだす嘘情報ではなく本当にスパイが潜り込んでいたのですね。
そんな中、
「スキンシップなどしてしまったら
また気持ちが昂ってしまうではないか」鎖部一族はグニャリ劇場御用達\(^o^)/左門劇場と同じように葉風さんもグニャリ描写ということは
鎖部一族の皆さんはお悩みモード時にグニャリ劇場と化す!?
次回予告で左門さんが「人妻か?」と問答していたシーンも是非グニャリ劇場で見てみたい(えー・笑)
「去って逝った人に霊でも良いから会いたい…そんな気持ちも否定しますか。
例えば私の霊ならどうですか」「言い忘れてたこと、言えなかったことを
幽霊にでも聞いて欲しくてそんな夢を見るのさ」回想での愛花の言葉と、今現在の真広の言葉を聞く限り
そのうち愛花の亡霊が吉野の前にでも現れてくるような気がしてならない。
そして夢の中で会えた愛花に真広が、“言い忘れてたこと”=愛花への想いを
告げることになるのだろうか。
そんなこんなで、たとえ幽霊でも愛しい人に会いたい少女の心に共感し、
少女と自分をなぞらえた吉野は少女のことも自分の心も救いたかったのでしょう。
手で簡単に千切れる鎖で簡易ロープウェイをやってしまうとは
いつ鎖が切れてしまうかハラハラしていたら縄の方が先に切れてあわや大惨事でしたが
少々ご都合展開というかこれも吉野の『絶園の魔法使い』としての導きなのか
主人公が谷の底に落ちずに済んで何より。
吉野さん高所恐怖症なのに頑張りましたね。
結局は葉風が魔法を使ってしまったために吉野の奮闘した意味が…いえいえ、
この一件を機に『はじまりの姫宮』としての責務よりも
吉野への抑えきれない感情が上回ってしまった葉風さんですが
理り云々などの建前よりも、その前に一人の女の子ですもの。しかも初恋ですもの。
下心最優先にもなるというものです。
「やはり使った!いや、滝川吉野が使わせた」いわば『絶園の魔法使い』の精神担当である吉野が無意識に
肉体担当の羽村に行動させている疑いのある上に
ますます『はじまりの姫宮』である葉風の言動をもコントロールしてる率が高まったわけで
そんな吉野の動向を観察していた哲馬は
吉野が本物の『絶園の魔法使い』嫌疑を更に強いものにしましたね。
ふおおお、哲馬さんは吉野に対してキビシイ。
以前、水族館でコテンパにピンチに遭わされた恨みもあるのでしょう。
葉風から受けた幼い頃のイタズラといい・・・
哲馬さんなかなか根に持つタイプでいらっしゃる。
次回
『第17話:マリンスノー』(C)城平京・左有秀・彩崎廉/「絶園のテンペスト」製作委員会・MBS
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