八 房 は メ ン ク イ 。里見家代々の女性巫女に憑く八房が今現在、莉芳に憑いているのは
麗しい美貌だから男性でも構わん的な(*´∀`)
莉芳のイケメン度は妖業界からも認められる程なのですね。
メグはじめての大活躍の巻。
信乃や荘介や現八のピンチを救ってくれたのだから
黒マリモを毛嫌いせず観念してペットとして飼ってあげてください。
しかし巨大化したメグの食事風景はドキッとさせられる。
胸がときめく意味のドキッではなくて、迫力のあまりビックリする意味のドキッ。
なかなか愛着がわいてきました(笑)
襖 を 開 け た ら 犬 神 様 い ら っ し ゃ い ヽ(・∀・)ノ
こんな八房や喋る犬の荘介、喋るカラス、伸縮性の黒マリモなどなど
まるで妖怪屋敷というか妖怪動物園(笑)この状況に驚きつつもすんなり受け入れている順応性の高い小文吾や現八本人も
鬼化しますものね。
「あんたと同じだ。ただの『人』でしかない。
人を人と決めるのは姿形じゃない」普段は見た目通り13歳の子供のようなヤンチャさが多い分、
悟った言葉を喋った時の “子供らしくない” 部分にハッとさせられる。
こんな信乃に惹かれて様々な人や妖が集まってくるのかもしれません。
ただ、良いシーンではありましたが現八や小文吾が信乃の言葉を受けてどう感じたのか
そのあたりが流れてしまった感が否めないのが少々残念に思った所。
「俺たちはあの時 確かに『死んだ』はずだった。
だか俺と現八は必死で生きたいと願った」『生』への執着の源は、現八にとって特に婚約者の沼藺のもとに帰りたいと願った事。
それなのに、沼藺が不貞を働いていた事、
源八が生き残った事で沼藺を死に追いやってしまった事など
生への執着がこんな結果を生んでしまった現八は自分を恨んだ事でしょう。
一方で、小文吾の生への執着の理由が描写されていないのが物足りないところで
『生』にしがみつくような想いやバックボーンも見てみたい。
しかし怪しいのが莉芳さん…もしかして信乃や荘介を生かした時のように、
現八と小文吾のことも生かすような段取りをしたのではないかと思ってしまう。
「さすがに女の子の顔に傷つけちゃマズイよね、兄さん」青蘭の過ぎたオイタを成敗したのは愛しい者を傷つけられてブチギレ逆鱗の異母弟の要っち。
「銀狐!」「御意」狐ちゃん1匹で青蘭の使役する蟲を瞬殺する程なので
5匹揃えばますます凄い戦闘力になるのでしょう。
青蘭さんグッバイ…?今でこそ愛くるしさのある狐ちゃん達ですが
そういえば第1話で信乃を襲いに来た時はかなり悪役ぶりでしたものね。
とりあえず要を怒らせると=五狐による制裁がある、という構図は理解しましたが
そんな相手と対等以上に、むしろ女王様気質でやり取りする浜路の凄さを改めて実感(笑)
「よく見りゃ顔も好みだし、あと5~6年育てば」さっきまで沼藺のことで落ち込んでた人がコロリと鞍替え!?
現八さんストイックなキャラ⇒ショタコンにキャラ変更(笑)ボーイズラブ作品ではないものの、
荘介×信乃だけでなく、現八×信乃までムンムン匂わせますね。
「俺は信乃のためにコツコツ貯金して堅実な男になる」信乃と一緒になる現八さんのプロジェクト始動。
沼藺の死を受け入れられず悲しみから逃げようとした事など
嫌なものから目を背けて死を選ぼうとしてきた心の弱い後ろ向きな現八が
信乃の存在によって『生』に対して前向きになれたのでしょう。
荘介さんウカウカしてたら信乃を奪われます(*´∀`)『人』と『人ならざるもの』、『生』と『死』がキーになったこの物語では
信乃が生きることを選んだ事、荘介を生かすことを信乃が強いた事、
沼藺が自分の不義から逃げて死を選んだ事、
現八が生きる事を願ったにも関わらず死を選ぼうとした事などなど
『選ぶ』こともまたテーマとなっています。
生きたいと願う心、生かしたいと願う心を抱くキャラクターそれぞれの想いが
重くのしかかる物語ですが
ひとまず小文吾と現八が八犬士である事が分かるのも時間の問題で
玉探し計画が順調に進みそうで何より。
しかし鬼化から人間に戻った現八&小文吾が一応パンツだけは穿いていて
残念。二人の男たちが引き締まった良い筋肉をお持ちでいらっしゃり目の保養でございました。

次回
『第5話:加護』(C)2013 あべ美幸・角川書店/八犬伝プロジェクト
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