マンガに恋する女の ゆるゆるライフ

「つまり世界の命運は吉野が握っちまったってことか」
吉野＝ラスボス…？


新OPでは吉野と葉風がなんだかラブラブー！
真広と戦っている羽村くんが
まるで世界を脅かす『絶園の魔法使い』とは思えない程のコミカルっぷりだったり
更には戦隊モノまで登場する超展開で、前OPとは雰囲気がガラリと変わりましたね。


「1月1日だ。明けましておめでとう」
「待ってたのよ。さ、座って座ってー！」
左門さん、フロイラインさん、左遷された早河さんなどなど
ついこの間までは対立関係でしたが随分と和やかに食卓を囲っていますね。
一見平和に見える今の世界は『はじまりの樹』によって破壊と恵みを地球に与えた代物で
羽村くんも言っていたように『樹』に支配された恐ろしい世界になってしまったことで
鎖部一族と早河さんたちは世界の安寧を目指そうとして一先ず一致団結したのでしょう。
まるで執事ポジションで立ちっぱなしの夏村さんも食卓に交わらせてあげて。゜(゜^o^゜)゜。


「葉風が吉野に惚れた！？」
『はじまりの樹』による世界に与えた被害の現地調査と『絶園の果実』を探す旅、
という名目で吉野と二人きりで旅行している葉風さん、すっかり乙女モード(*´∀｀)
これまで葉風は畏れを知らない自信満々な姫君、という印象でしたが
吉野の前では弱音を吐いたり悶々としてしまう恋する乙女に変貌ですね。
確かに、絶望の淵に立たされて危機となった時に救ってくれたヒーローに
恋をしてしまうのも当然かもしれません。

「滝川吉野が『絶園の魔法使い』である可能性に」
今まで疑いもしなかった『はじまりの樹』が悪役かもしれないという状況下で
葉風は何を信じるべきなのか不安になる中、惚れた弱みというのかな
ヒーロー吉野の言葉に葉風が従順になってしまう可能性はあるある。
『はじまりの樹』による多大な犠牲を知って気持ちが消沈する葉風が
吉野の袖口を指で引っ張る仕草は、まさに吉野に心の助けを求めている証拠。
吉野本人は世界をどうこうしようなどとは考えていないはずですが
信念のためなれば葉風に助言し、
結果『はじまりの樹』を完全覚醒させる事も十分にあり得るでしょう。
愛花ちゃんのために悲劇で終わらせないように動く吉野の信念が
どのような結果を招くのか、そして真広が言っていた
「好きな女が生きてんなら吉野も無茶はしねえだろう」
彼女はもう生きてない＝吉野が無茶してしまうフラグ立ち！？
葉風の心を盗んで『はじまりの樹』が望むシナリオをことごとく打ち砕く存在の吉野が
この物語のラスボス『絶園の魔法使い』であるかもしれない事は
私も当初から薄々疑っていた事。
愛花ちゃんも吉野をクセ者呼ばわりし、葉風も吉野を悪党呼ばわりし
無害そうな顔して知略的狡猾さを持ち合わせている吉野は実は何気に悪役なのではないかと。
ただ（私だけが気付いていないだけかもしれませんが）吉野が『絶園の魔法使い』だと匂わせる伏線は
今までほぼ皆無であること、
もし吉野が『絶園の魔法使い』だったのならば自分の恋人を殺す必要があったのか、
それとも殺害することを目的に愛花と恋人関係になったのか、などなど
まだまだ不明な点がたくさんあり謎だらけです。


「僕がやれるのか？
　でもそれができたら彼女が戻って来てくれるかもしれない」
『絶園の魔法使い』が吉野かもしれないという左門さんや私の仮説を覆したのは
歪んでしまった世界を元に戻すために…という正義感ではない動機（笑）で動き出し、
“頼れる男”の吉野とは対照的に“頼れない男”の象徴の羽村くん。
羽村くんが吉野に接触してきたシーンはあまりにご都合展開だと思った反面で、
羽村くんと同じ吉野も『絶園の魔法使い』であるから（？）出逢う運命だった…？
しかし葉風さん、いきなり初対面の男子を顔面蹴りとは容赦NEぇぇぇ！
更には能力お試しテストをするための羽村くんへの攻撃も手厳しくいらっしゃる。
世界を揺るがし戦きの存在であるはずの『絶園の魔法使い』が
このような軟弱なキャラ設定だったことはかなり肩すかしでしたが、
ただ羽村くんはこのテストの中で多少精神的に成長したように見受けられたので
今後どのような立ち位置として活躍するのか、
新OPのように真広と対峙してボロ負けしてしまう（？）エピソードも楽しみにしています。

次回『第15話：何やら企んでいるようであり』
(C)城平京・左有秀・彩崎廉／「絶園のテンペスト」製作委員会・MBS

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