~ストーリー~
暖かくて、優しくて、懐かしくて。
そして、哀しいあの思い出──…。
夢に見た幼き頃の記憶に、自分と莉芳の関係を垣間見た信乃。
そして信乃は、大切だったはずの思い出を自分が何一つ覚えていないことに気付く。
そんな時、帝都を訪れた大角が、八つ目の玉の持ち主だったと判明。
これで帝都に六つの玉が集まり、
残すは西都にいる道節の玉と蒼に奪われた荘介の玉だけとなった。
しかしその間にも、荘介の身体は次第に蒼に奪われていき…!?
五年前の大塚村の真相が明らかになる──。
運命的浪漫譚◆第12巻!!描き下ろし漫画も収録!
(コミックス裏表紙より引用)「信乃、お前 大角どのに会っても
いきなり玉見せろとか云うなよ?
変に誤解されてもおかしくないからな!
──ああ、でもそう云われた大角どのの
顔を見るのも楽しそうだな」現八さんはイケメンbut下ネタ担当!?(笑)この物語のキーワードのひとつであるのが『願い』。
この巻は特に様々なキャラの『願い』の行方が気になる一冊です。
(以下、ネタバレ感想です)
「貴女の全ていいように──」大角の父を狂わせた伏姫人形を処分しようとする大角に対して、
しかし大角の妹・雛衣は魂を宿したかのように会話するこの人形の虜に!?
雛衣の入学手続きのために帝都に上京している大角さん、
早く家に帰らないと雛衣が人形の言いなりになってしまうー!
そんな大角は、写輪眼のように額に目玉が。
これは長年飼っていた猫の妖・野驢(コミックス6巻登場)が大角に宿ったのでしょう。
これで大角も正式に犬士デビューですね。
「むこうより先にお前の『願い』を叶えればいい。
お前は何を望む?荘介」蒼から何もかも奪われないようにするためには、
蒼よりも先に自分の望みを叶えることが必要不可欠だと莉芳に唱えられた荘介。
荘介にとって、かけがえのない存在である信乃ゆえに、信乃なしでは生きられない、
だから信乃よりも先に死ぬことが願いだったのは今は昔。
今は信乃と共に生きる人生を歩みたい。
永遠の時間を生きなければならない信乃は
数十年後には周りに誰も仲間がいなくなり孤独になってしまうこと。
そんな孤独な想いをさせたくないから信乃を普通の人間に戻して、
共に年齢を重ねたい、それが荘介の願いで。
「莉芳、君の本当の『願い』は一体 何だい?」フェネガン卿もまた里見家に縛られている莉芳に問うてますが、
フェネガン卿は相変わらず意味深で怪しい人物でいらっしゃる(笑)
この方は何を企んでいるのか、悪役のようで味方なのか、さっぱり正体不明な人ですね。
「私の願いは姫の願いが叶うこと」どうも怪しいと薄々感じていましたが、新シスターつぐみ先生は蒼と内通してたー!
しかも『姫』に心酔していらっつしゃるようで。
これから荘介や信乃に近づいてどんな罠を仕掛けてくるのかハラハラさせられそう。
また、五年前に大塚村で起こった出来事が次第に明らかに。
信乃の父親の前に現れた一人の女性は『伏姫』でもあり奥さんでもあり!?
この姫が荘介を殺し、信乃の父親を殺し、そして信乃を殺し。
その後、やってきた莉芳によって信乃や荘介が救われる展開のようですが・・・
荘介&四白を救うために、八房の半身を分け与えたんですか莉芳さん!?Σ(゚∀゚)信乃のために、信乃を悲しませないために、どれだけ信乃のことが好きなのでしょう莉芳さん。
そんな莉芳さんは、以前、北部で助けた皇女・斎姫から気に入られており、
この斎姫もまた物語にどう深く絡んでくるのか楽しみです。
さて、期待していたアニメ放送が始まりましたね。
絵柄もなかなか綺麗で動きもあって良い初回だったのではないでしょうか。
どのような展開になっていくのかワクワクです。
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