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絶園のテンペスト 第1~3巻/城平京・左有秀・彩崎廉 

絶園のテンペスト 1 (ガンガンコミックス)絶園のテンペスト 1 (ガンガンコミックス)
城平 京 左 有秀 彩崎 廉

スクウェア・エニックス 2010-02-22
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~ストーリー~
ある日、魔法使いの姫君が樽に詰められ島流しにされた。
ある日、ひとりの少女が唐突に殺され、犯人が捕まらず時が過ぎた。
そしてある日、復讐と魔法をめぐる、時間と空間を越えた戦いが始まった!
正気と狂気、理性と知性、自信と確信。
悲劇で不合理な世の中で物語は始まるーーー。
(公式サイトより引用)


無人島・漂流・魔法・陰謀・・・というように
シェイクスピアの『テンペスト』とリンクしつつ、
「世の中の関節は外れてしまった。
 ああ、なんと呪われた因果か、
 それを直すために生まれついたとは!」

シェイクスピア『ハムレット』の引用台詞から物語が始まり、また、
「なら二つをぶつければ辻褄が合う。
 愛花を殺したやつをこの手で殺してやれる」

妹を殺されたのは不合理、魔法もまた不合理、とする真広の復讐の台詞など
1巻を読んだイメージは『ハムレット』に近い印象。
ただやはり読み進めていくうちに『テンペスト』要素が色濃く出てきます。

孤島に軟禁される魔法使いの葉風は世界の滅亡を阻止するために。
両親と妹を殺された真広は犯人に復讐をするために。
そして吉野は真広と葉風に巻き込めれる形で復讐・世界を救うことに。
(以下、ネタバレ感想です)



人間が金属化する黒鉄病によって世界の滅亡が迫る危機は
魔法使いの鎖部左門の企みによるもの。
左門を止める力を持つ葉風はいま孤島で軟禁=魔法がほとんど封印されているために
現在は真広と通信機を通じ、左門打倒をなそうとする葉風。
また妹を殺した犯人を魔法で見つけてもらうため葉風と利害協力を組む真広。
世界を救う戦い&復讐劇になぜ吉野が加わることになったのか・・・
『たとえ幾千幾万の兄があり、
 その愛情すべてを寄せ集めたとしても、
 おれ1人のこの愛には到底、およぶまい』
 (ハムレット引用)
真広の殺された妹・愛花は、吉野の恋人でもあったから。

「ひょっとするとこの関節が外れた世界でなら
 見つけられるかもしれません」

吉野は真広の考えとは違い、復讐をなしても不合理は不合理のままならば
亡くなった彼女に何をししあげるべきかを世界を救っていく中で見出していくべきだと。

吉野というキャラは客観的な立ち位置で物語の説明をモノローグで語るので、
(猟奇的な真広と比較して)読者が共感しやすく、
吉野と共に物語の謎を解いていく感覚になる。と同時に、
吉野は頭の回転が速いので時々置いて行かれる気分にもなるε=┏(゚ロ゚;)┛マッテー!!

葉風&真広&吉野は、左門よりも優勢に物語が進行しているかと思いきや
葉風の兄的な存在である潤一郎曰く
「僕は彼女の遺体を確認したんだ。
 彼女は孤島で樽と共に死んでいる」

葉風は既に亡くなって白骨化している!?
でも吉野と真広は確かに通信機を通じて遠い孤島にいる葉風と会話をしている。
しかし左門の手には正真正銘の葉風の遺骨が存在しており。
ド ウ イ ウ コ ト !?

吉野&真広 vs 左門 の対峙の時は意外に早く訪れて。
そもそも左門は私利私欲で『絶園の樹』を復活させて
破壊の力を手に入れようとしているのではなかった。
『はじまりの樹』は文明(機械など)を贄に鎖部一族に魔法の力を与え、
ゆえにこの『はじまりの樹』が本格的に覚醒すれば
世界中の文明が全てなくなる=人間が生きれなくなるため
『絶園の樹』を復活させて『はじまりの樹』を抑えようとしていた左門。
一方、文明がなくなるのは最小限であり『絶園の樹』を復活させるほうが被害甚大とするのが葉風の意見。
「『絶園の樹』よりむしろーーー
 葉風ちゃんと『はじまりの樹』の方が
 この世を崩壊させかねないことを」

なるほど、潤兄がこう懸念していたのも納得。

『おれはどん底に降り立っている。
 この世もあの世もあるものか、知ったことか。
 どうともなれ、ただ復讐さえすればいいのだ』
 (ハムレット引用)
真広にとっては世界がどうなろうと関係なく、
葉風に犯人探しをさせられればそれでいいのであって。
真広が何故にこれほどまで狂気的に執着、執念、復讐に燃えるのか、
それは血の繋がらない妹・愛花に好意を抱いているから。
また面倒なことにそれを自分で自覚はしておらず。
愛花と吉野が恋人同士だったと真広が知ったら…怖すぎる(((((( ;゚Д゚)))))

ここで左門から明かされたの葉風の存在について。
「魔法によって今現在と二年前のその島が
 時間を越えてつながっているのです」

要するに通信機を通じて会話する葉風は『二年前の葉風』で、
『今現在の葉風』は既に亡くなって白骨化しているということ。

愛花を殺した犯人を今現在生きていない葉風が探し出せないことが分かった途端に
さっさと左門側に与して犯人の差し出しを要求する真広に対して
吉野は時空を越えて葉風を救う策にでようと
「真広。こちら側につくというなら、
 お前に愛花ちゃんの彼氏が誰だったか教えてやる」

ちょ、ちょ、ちょっと吉野くん、自分が彼氏だったと
真広に白状しちゃうこと躊躇しなくて大丈夫!???
読者(私)のほうがハラハラします。
そんなこんなで時空を越えるカラクリを解いて
今まで平静だった左門をここまで動揺させて うろたえさせるとは、
吉野は頭のキレる子Σ(゚∀゚)スゴイー!!
それでも吉野と左門は論理の駆け引きは一進一退。

そしてここで新たに分かったことは、愛花を殺した犯人は鎖部一族ではなかったこと。
『はじまりの樹』の加護を受ける葉風とは対象的な存在である、
絶園の樹の加護を受ける御子『絶園の魔法使い』によるものの可能性が。
愛花がその本人である可能性高い気がしてならない。(勝手な予想)

というのも、回想シーンに出てくる愛花がほのかにブラック臭を漂わせており。
真広に好意を寄せられていることを知りつつわざと真広に問答したり、
はたまた、恋人の兄とバトルする『ハムレット』と同じように
吉野と真広をバトルさせようと仕向けているようにも見受けられたり。
『ハムレット』のように
  真広を復讐劇の主人公にしつつ、
『テンペスト』のように
  吉野に関節の外れた世界を直させる…

今までの出来事全てが愛花によって仕組まれた策に思えてやまない。

【イベント】キャラホビ2012 ~絶園のテンペスト スペシャルトークショー~・・・感想記事

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