~ストーリー~
惚れ抜く八雲師匠の芸だがオイラにゃできねぇ、
気づき始めたこの与太郎。
小夏の父ちゃん・亡き助六のすげぇ落語に取りつかれ、
迎えた師匠の独演会、やっちゃいけねぇヘマをした。
破門と言われた与太郎と与太をかばう小夏の二人に
師匠が語る約束の噺たぁ……!?
与太郎放浪篇から八雲と助六篇へ
「長ぇ夜に なりそうだ──」
(コミックス裏表紙より引用)
(C)Haruko Kumota 2012萬月さんは相変わらず八雲にお熱

しかし八雲からはバッサリ一蹴され
「・・・
」ぶろーくんはーと萬月さんドンマイ!2巻では八雲&助六篇に突入。
青年時代の八雲(菊比古)の恰好良さを目の当たりにし
現在の八雲師匠さえも愛おしさを感じずにはいられなくなった。
(以下、ネタバレ感想です)
あらすじを先に読んだ際、与太郎は何をしでかして破門になったのかと思ったら…
八雲の舞台中に居眠りをして盛大なイビキぐーぐー鳴らして舞台を台無しに。
与太さん やっちまったーーー(´ω`。)アイタタタ
「師匠、オイラ あんたに捨てられたら
どうにもならねぇんだよ。
なんも無くなっちまうんだ」「へェ そうかい」すがりついて泣きつく与太郎に対して、師匠の冷淡な返事に私まで涙目になった。
八雲と助六の落語を覚えること、
助六と交わした『二人で落語の生き延びる道を作ろう』という約束を
八雲とともに与太郎が成就させること、
そして最後の条件は
「絶対にアタシより先に死なねぇ事」八雲は3つの条件を提示をして与太郎の破門を解消してくれましたが
師匠、泣かせるじゃあんめぇか(´;д;`)ブワッこの作品を読んでいるとズーズー江戸弁を喋りたくなってくる。八雲師匠、なんてイナセな伊達男でいらっしゃる。
さて、ここからが八雲&助六篇がスタート。
先代八雲に弟子入りした幼い八雲(菊比古)と助六(信さん)。
銭湯で突然泣き出した菊比古の泣き顔にワタクシ思わずキュン

育ちは良いが不遇な家庭環境だった菊比古が落語入門後、
信さんによって多大な影響を受けていき、成長した二人は二つ目に昇格。
まだまだ貧乏噺家なので喫茶店でバイトをする菊比古のボーイ姿がまた格別
「ご用ですか お嬢さん?(にこ…)」私もこの喫茶店に行ってキャーキャーしたい。信さんは日に日に自分の落語を身につけていくものの
菊比古はなかなか上達できずにいる中、
先代八雲の愛人みよ吉が菊比古に迫ってきて
菊比古さん満更でもなく頬染めてる(ノД`)・゜・。
菊比古さんは淡白な人だと思っていただけに(というよりそれなりに女性に興味があることに)何となくショッキング(ノД`)・゜・。 ←勝手な言い分。いえいえ、今まで菊比古が女性と付き合う描写はありましたが
いずれもお熱を上げているようには見えず、しかし
信さんとのやり取り(信さんからハグされたりなど)のシーンのほうが
ムフフな様子を醸しているように見えただけに。
それとも、落語で遅れを取っている負い目から
女性関係だけでも信さんに負けたくないという打算なのだろうか。
頬を染めて眉をひそめる菊比古の心情は3巻までお預け。
しかし・・みよ吉さんはなかなか腹黒そうなお方。
騙されないで菊比古さんー!
助六&八雲篇に入るということは=与太郎の出番が少なくなるので寂しい、と思いましたが
いえいえ、八雲の青年時代がすこぶる格好良くて大変読み応えのある2巻でした。
もしかしたら1巻よりも2巻のほうが面白さパワーアップしています。
10月発売の3巻が待ち遠しい。

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