マンガに恋する女の ゆるゆるライフのらりくらりなアニメ・マンガ雑記。
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~ストーリー~ 少女の正体は魔性か、凡庸か。 「あたしがわるいんです」 「値段のついてる『おんなのこ』…あたしとは違ういきもの」 手島日波里、14歳。 同い年の子どもより、肉感的な身体つき。 彼女を知れば、男はたいがい性的な感情を抱き、 女はたいがい悪意の弾をこめる。 彼女に劣情を抱いている男や、 片想いをしている少年、劣等感を抱く女、 そして彼女をおとしめたい少女が、 ひっそりと、かつエゴイストに語り出す。 彼女にまつわる心理展覧図はどこまでも繁るが、 真実の正体は誰が知るのか───。 (コミックス帯より引用) 主人公・日波里を中心に、 日波里に恋慕されていることを自負する従叔父(母親の従弟)の完。 自分にはない色気を日波里が持っていることに嫉妬する 完の恋人・富子。 完をギャフンと言わせるために日波里に近付く 完の友人・憲人。 クラスで浮いている日波里に片想いをして葛藤する クラスメイト男子・相川。 良い人を装って日波里を貶めようとする クラスメイト女子・美知花。 人間に興味がないために淡々と人生を過ごす日波里のクラス担任・辻先生。 中学2年生で大人の女性の魅力を醸す日波里と 彼女に関わるそれぞれの登場人物の卑しい感情が畳み掛けてくる作品。 読む前にあらすじを読んで難解そうだと感じた第一印象でしたが 読み始めると一気に物語に引き込まれ リアルな人間の生々しい陰の感情が各キャラクターに織りなされ それが読み手(私)の心にズバズバ迫って来てグサグサ突き刺さりまくります。 (以下、ネタバレ感想です) たまんねーもんがあるな このポジション」 従姪である日波里の、上目づかいな仕草やグラマラスな体つきは男の心を掻き立て 日波里から好かれている(と勘違いしている)完も満更ではない様子。 だから日波里との浮気疑惑の件も、あえて恋人である富子にフォローせず また、富子から初Hの事を問われた際も 「…そーーー だっけ なに急に」 なんという愚かな返答。 表面上、完は日波里とどうこうなりたいという願望はなく また富子と別れようという気持ちもないのでしょう。 悪い人ではないけれども、ナイスバディーな若い子に好意を寄せられて 調子に乗って浮かれた男が恋人を傷つける、そんな第1話。 「あたしはこの男が初めてで 次なんかないかもしれないの あんたと違ってさ ……」 背が小さくてナイスバディーな日波里とは対照的に、富子は長身ガリガリ体質。 故に男前な富子のことを初めて女性として見てくれた完が 日波里に靡いてしまうのではないかと嫉妬とコンプレックスと。 女性扱いしてくれる唯一の男を取り逃がしたくない感情は打算的で強欲で人間らしい。 日波里が実父からセーテキイタズラを受けている事を知って 富子がどう感情を変化させていくのか、彼女の行動に期待してます。 「とりあえず死ねよ おれより幸せなバカと中古女は」 長年、富子に想いを寄せているイケメン憲人は 自分よりもイケメンではない完にギャフンと言わせようと日波里に近付くものの、 富子からは軽蔑の目で見られる羽目になる、というある意味で可哀想な人物。 自分より劣る人間を見下して蔑んで他人の幸福を喜べない、 そんな憲人の黒い心というものは、きっと多くの人たちの心にも巣くう闇なのかもしれない。 「キミの何を知っていればキミをスキでいてもいいの」 憲人に嫉妬をして勢いで日波里に告白したクラスメイト男子の相川くん、あっさり玉砕。 小学生の頃から日波里のことが気になっていたものの会話したことなく 今になって初めて日波里に声をかけていきなり告白では 確かに相川くんの気持ちが日波里の心に届くはずもない。 家にも学校にも居場所がない日波里の閉じた心が開けるよう、 そして相川くんの気持ちが日波里に届くよう、不器用なりに頑張って欲しい。 「あーー超ーー楽しーーミツのアジ!」 男子に媚びるように見えるせいで女子から避けられている日波里に対して 親友面をして優しくして、その実、 裏では日波里を中傷して貶める美知花の言動にすこぶる不快感を感じ、 つらつら語られる美知花の陰険で卑しい言葉や感情を読むのが疎ましくなりますが・・ 「あたしが わるいんです」 男性からはイカガワシイ目で見られ、実父からも性的な目でみられ、 また女子からは妬み嫉みを受け、 実母からも(娘としてではなく)一人のオンナとして放り出されてしまう日波里。 どこにも居場所がない、味方もいない、 それは全て自分に非があるから・・と己を責めて己を制裁しようとする日波里の心情は 現実社会を投影しており、 作者がイジメや自殺問題を含めた世の中の様々な問題を提起していると言えるかもしれない。 非常に鬱々とした内容で読み進めるのが苦痛になるのですが、 日波里を含めた登場人物たちがどのような道に進むのかを見届けたい。 ![]() ![]() ![]() ![]()
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