~ストーリー~
<男>は、<女>に造られる。
かつて、ほぼ男女同数であった地球に突如として出現し、
人類のY染色体を滅亡させた、サキュバス現象。
2000年の時を経て、今度は女性滅亡が近づく。
人類を救う唯一の方法として、人工的な男性創出実験が繰り返される一方、
サキュバス予備軍として隔離された皇。
愛する人を救うため、世界唯一の男性、姫が選ぶ道とは──。
(コミックス裏表紙より引用)
(C)Yuiji Aniya 2012「姫、おまえには私が直接『種付け』してやる」など、上記の帯にも書かれている通り、
毒 々 し く 熱 い 言 葉 攻 め 満 載 。※(注)エロ漫画ではありません。
人工的に卵子を作り出す事に成功した云々、というニュースが先月ありましたが
まさにこの作品『テンペスト』の世界を連想。
『テンペスト』はこういった遺伝子レベルの話でもあり、
また、男性がいない世界で女性たちがどう人類を存続させるのか、
そして、男と女が惹かれあう人間の本能などを描いた作品。
飛び交う過激な言葉が艶めかしく官能的です。
(非BL作品。以下、ネタバレ感想です)
「あなたが恋しい。
p.s.必ず迎えに行きます。 あなたのモグラより」その身を明かさず文通を通して皇♀と恋仲を深めていく姫♂の姿がなんとも健気で切ない。
しかし幽閉されている皇の奪還のために姫が草食系から肉食系に変貌していたのには驚き。
皇の同僚であるマナミやイヅミもすっかり姫に魅せられいましたが
やはり女性は雄々しいものに惹かれる摂理なのかもしれない。
私はヘタレ草食系なのに時々肉食系、というギャップに萌える。そんなギャップに魅せられたのは霧江も同様で
故に姫が皇との仲を深める事を良しとせず姐さん嫉妬メラメラ。
「おまえのその手で、伊集院の産む赤子を取り上げさせてやろう」卵子と卵子を体外受精させて子供を出産する事が通例な中、
冷凍保存精子を用いて体内受精させる実験の被験者に皇をピックアップした霧江。
「我が子の代わりに化け物を産み落とさなけりゃならんのに」と1巻で霧江が呟いていたのは=被験者にさせられるという事だったのかー!
「早くあなたのお腹の中 掻き回したいたいわぁ❤
キリエちゃんトコの受精実験体❤」胡散臭い妖しげな新キャラ登場。
皇を幽閉している隔離施設のリーダーというポジションだろうか。
皇が姫に執心する気持ちを弄んだかと思えば、
被験者でなく実験体として姫を狙っている!?
『掻き回す』という単語がイカガワシイことこの上なし(笑)
そんな妖しげキャラは姫でどんな実験をする気なのだろう。
というか姫が男性である事を判っているのか否かもまだ分かりませんが、
そもそも姫は男性であって子宮がないので掻き回せない、、、と思うのですが。
「しっかり孕めよ」鬼 畜 ド S 女 王 再 び 降 臨 。再降臨というのは語弊がありますね、常に霧江さんはドSなので(笑)
霧江さんの発する言葉はいちいちエロティックでニヤニヤする。
なんというかエグいエロゲに出てきそうな(以下略)
そんな霧江さんですが姫の泣き顔を欲する事には私も同意。
姫が涙する表情(というよりユイジ先生が描く男性キャラの泣き顔)には
フェロモンがだだ漏れしており扇情的ですものね。
『男性』という存在を忌避する皇が
被験者として自分の体内に精子を受け入れる事ができるのか、
そんな皇のピンチを姫が救うことができるのか、
最終的には皇が姫を受け入れる事ができるのかが人類存亡の要の部分になっていきそう。
早くも秋には3巻発売予定ということで、刊行ペースが早くて嬉しいです♪
ユイジ先生!ロスト(笑)しないよう頑張って下さいヽ(・∀・)ノ ファイト!!
さてこの度、書店用のお試し読み本・POP・ポスターを
掲載誌であるITAN編集部様より頂戴しました。
テンペスト担当様ありがとうございました。

・・・というのも、ツイッターにて投稿したワタクシの応援メッセージを
POP&ポスターに掲載していただきました。 嬉し恥ずかし大変恐縮です(滝汗;)
書店にてご興味がございましたら よしなに。
はうっ!視姦羞恥プレイな気分(///ω///)
(C)阿仁谷ユイジ/講談社



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