~ストーリー~
古代ローマの設計技師(風呂限定)ルシウス。
仕事熱心な彼は浴場のアイディアについて悩みまくり、
そのあげく現代日本の銭湯にワープ!?
彼は日本と古代ローマ(風呂限定)を往来できる体質になってしまったのだ!!
好漢ルシウスの時空を越えた大冒険(風呂限定)が始まった!!(第1巻・帯裏より引用)今年初夏あたりだったかな、
「そうそう、これ読んだ~? 貸してあげるー。
一気に読んじゃったわ~」
ママンが買ってきてました(笑)いやいや、なんというか、ほら、あれ、表紙がですね、アレなもんですから
一応の恥じらいみたいなものが私にもあるわけでして(笑)←何を今更。古代ローマのある日、主人公のルシウスが銭湯の排水口を覗き込んだところ
物凄い吸引力で吸い込まれてしまい、気が付くとそこは現代日本の銭湯の浴場で。
富士山の絵、桶、巨大な一枚鏡、広告看板、衣類を入れる籠、などなど
古代ローマにはないモノを目の当たりにし、更には
「美味いッ!! しかも冷たくて甘い!!
牛の乳に温帯の甘い果実の汁が加わったかのような風味…」フルーツ牛乳をひどくお気に召した様子(笑)
(以下、ネタバレ感想です)
再び気が付くと古代ローマに帰還していたルシウスは
日本の銭湯を真似て、古代ローマに斬新な銭湯を設計し一躍人気建築家へ!?
しかしまだまだ現代日本と比べると技術やモノが揃うことならず
「恐るべし平たい顔族。
彼らから学び取るべきことはまだまだ山のようにありそうだ…」というわけで、その後、各話毎に現代日本にワープをしては様々な体験をして
古代ローマで活躍していく物語。
温泉では温泉卵&酒を食したり、
家風呂では浴槽のフタ(保温)&シャワー&シャワーキャップに目から鱗状態、
バスショールームではお風呂テレビ&ウォシュレットに感激したり、
全て古代ローマにはないものだらけのためにルシウスの驚きっぷりは見ていて楽しい。
現代日本人と会話が成り立たないながらも、それなりにやり取りしている様もまた面白く。
2巻冒頭ではいきなり、男性のナニがテーマとなっており
古代ローマの魔よけtintinnabulum(男根と鳥や獣がミックスされた形状)のことを
「良くできたティンティナブラムでしょ!?」
「…え? ち●ちんぶらん…?」
。゚( ゚^∀^゚)゚。アーッハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \シモ話、炸裂。 いえいえ、れっきとした美術品です、はい。
ちょっと欲しいかも。妻に逃げられーの、男色家の皇帝に見初め(?)られーの、そんな中、
何度かワープ経験をつんだルシウスは
「うむ…平たい顔族に会うと何やら心底からほっとする…」現代日本に随分慣れ親しんできた様子。
3巻では温泉街でレトロなお土産物屋さんや射的などに興味津津、そして
ラーメン&餃子の美味しさに涙涙\(^ ^)/
当初は、この古代ローマ人×現代日本の風景…という異色の組み合わせが
あまりにも異質な物同士という印象で、そのミスマッチさがまた楽しいのですが
話数を重ねていく毎に、ルシウスと現代日本の風景が次第に馴染んできた…ような!?
だってだって・・・
「HEI HEI HOOU…(へい へい ほぉぉ~)」
まさか与作をルシウスが歌う時がくるとは1巻の時には全く想像だにしなかったから(笑)各エピソード毎に、著者の解説文があるのですが、それもまた楽しい。
著者の姑(イタリア人)が日本の温泉に入浴した際のトラブル話とか
著者の旦那様(イタリア人)がこの1巻を紹介する際には
必ず帯を中央まで上げて差し出す、とか(´∀`)ナルホドデスw
ちなみに濃厚顔の俳優さんがキャスティングの実写劇場版、何気に興味惹かれていますw
アニメ化のほうはCVがどなたになるのかワクワク♪


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