~ストーリー~
夏の高校野球選手権埼玉大会、準決勝。
シニア時代、阿部とバッテリーを組んでいた投手・榛名擁する武蔵野第一と、
優勝候補・ARC学園が激突!
序盤、ARCにリードを許した榛名は、自分の本気の球を捕れる秋丸を捕手に指名。
本来の投球を開始する!
武蔵野の猛追は、ARCに届くのか!?
一方、チームのために全力を尽くす榛名を、
スタンドから見つめる阿部……その心中は!? (講談社コミックプラスより引用)
(C)Asa Higuchi 2011ARC投手の太田川、お調子モンさがARCを不利な状況に追い込むのかと思いきや
意外や意外、先輩捕手の手の上で転がされて順調な投球っぷり。
顔そのものがオチ顔というかボケ顔というか(笑)←失礼。
そして・・・
「ああ けっぱってらな!」ARC眼鏡な塩入くんの津軽弁、
解読不能です。゜(゜^o^゜)゜。カバー下に掲載してある津軽弁解説をチラチラ見ながら読み解いていきました。
(以下、ネタバレ感想です)
「あいつがもっと真剣になってくれりゃあ
オレの野球人生 けっこう違ってんぞ!」という榛名くんですが、暴投球をノーサインで捕れる秋丸くんは
榛名が思ってるほどノホホンとしてないのではないだろうか。
…と秋丸くんの事をフォローをしようと思ったのも束の間、
「榛名球威落ちてるし なんか打たれそうなカンジする
けど オレなんもできないしな~
もしかして オレ スゲー場違い…?」コリャコリャ(。-`ω´-)ナニイッテル!!!
表には出さずとも何かしら心に燃える闘志があるのではないかと想像していただけに
秋丸くん、、、なんて期待はずれなモノローグをしてくれる(泣)
榛名が言っていた通り、秋丸は榛名の荒れ球が捕れる能力のみで
盗塁を刺す肩がないのは勿論、判断力やリードも打撃力もままならず。
そんなこんなでARCに大量得点が入ってしまうわけですが。
個性的な性格(阿部に対しては意地悪キャラともとれる)の榛名とは対照的に
秋丸はどこにでもいる協調性のありそうな至って普通キャラなのかと思っていましたが
今回の18巻を読んで、いやはや、なかなか秋丸くんも中途半端さは個性なんだと感じた。
秋丸は自分の実力のなさを自覚しているせいか野球に対して消極的。
熱意がなく、本気で取り組まない姿勢を榛名が不満がるのも分かる気がする。
ただ・・・
「こんだけお前中心の世界にいて
オレが子分以外の何になれるってのよ。
オレ いつから 榛名にあきらめられてたんだろう」幼い頃に榛名に誘われたから野球をやっているけれど、そこの野球愛のない秋丸。
そんな彼の態度によって榛名に見限られたのだろうなと。
「スキなダガシも
スキなゲームも全部お前に合わせてきたんだぞ!」秋丸くん、それは榛名のことが好きだということじゃないか。自分を子分扱いして卑下していますが、
それも榛名の事を憧憬するからこそ榛名に追いつこうとする行為に思える。
兎にも角にも、この18巻は榛名と秋丸の絆が揺らいだ一冊。
痴話喧嘩と言っても良いのかもしれない。武蔵野第一vsARCは 4:6 。
ここから2人が(特に秋丸が)どう心の成長を見せてくれるのか、
野球に対してもどう取り組み方が変っていくのか楽しみです。
恒例カバー下の描き下ろしは
二日目の朝食作り(17巻でメニューを決定した とろろ山かけごはん等)。
三橋
「トロロ は 山 山 山」阿部
「芋!」三橋
「山イモを …; ……;; ………;;;」阿部
「摺りおろします!」三橋
「ヤマイモ」阿部
「山芋は…これか!?」三橋
「あ ゴ ゴボウ;;」山芋がどんな形してるか判らないなんて、そうか、男の子なんだなーと微笑ましくなった。
でも長芋大和芋つくね芋など種類別に形が様々だったりしますものね。
![月刊 アフタヌーン 2012年 01月号 [雑誌]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/616ReZd7BPL._SL160_.jpg)



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ああ、読みたい!私はなんでドイツにいるの?12月16日に成田着なのであと1ヶ月ほど我慢しなければなりません。ここでレビューを読ませていただいてがまんがまん。
>Rottenmeierさん
こんにちは、Rottenmeierさん^^
お預けされればされるほど手にした時の感動はひとしおヾ(*^∀^*)ノ゛ 帰国後、本屋さん直行ですねきっと♪ 今回は西浦メンバーの登場が少ないですが、榛名&秋丸くんペアを堪能できるかと思います。でもやはり個人的には西浦メンバーがたくさん登場してくれるのが嬉しいと感じるので、早く西浦メンバーにもう一度スポットが当たってほしいなーと思います♪