~ストーリー~
学校で友達をかばったために、いじめにあう「ひなた」。
周りに負けず戦う彼女のために零はできることを必死に捜す。
元担任の林田先生に「お前にできることを一つずつやりなさい」
と諭され、ヒナのために戦うことを誓う。
そんな時、零に二階堂が対局中に倒れたとの一報が…
零はいろんな思いを背負い、新人戦の決勝に臨むため大阪に向かう。
様々な人間が、何かを取り戻していく優しい物語です。
(コミックス裏表紙より引用)ヒナちゃんのいじめ問題。
鬱々展開が予想されるので読む前から覚悟を決めないと読み始めることができず
ずるずると購入してから日にちが経ってしまいました(汗;)
しかも前の巻(5巻)を読み返して涙。そして6巻を読んで、また涙。
ヒナちゃん頑張れー!
いやいや、もう今の現状で頑張ってるんだから
そんな頑張ってる人に「もっと頑張れ」と声援を送るのは酷なのは重々解ってはいるのですが。
うーん、語彙のない自分がヒジョーに悔しい。
そう思いながら今回の1冊を読んだ。
そんな鬱々とした中にも、ほんのりホッコリできる話題も。
「彼女は僕の大事なひとです」という零のヒナに対する言葉に、ラブフラグ☆と林田先生が勘違い。
「ヒナちゃんは僕の大事な女性です」と聞えたのは実は私もですΣ(゚∀゚*)5巻ラストの跪きシーンで零×ヒナ、もしやラブフラグ!?と変に勘ぐってました。
相変わらず零の好きなヒトは香子なのかなー。
(以下、ネタバレ感想です)
零がイジメられていると勘違いした林田先生に、否定する零は・・・
「『無視されてるだけ』です。
『友達がいないだけ』っていうか…
『みんなの視界に入ってないだけ』みたいな?
ま、僕はいいんです、その辺はプロなんでっ(キッパリ)」清々しくそんなこと言わないで零ちゃん。゜(゜´Д`゜)゜。
零だってクラスメイトや友達と呼べる仲間と高校生活をエンジョイするために
高校に通い始めたのだから。
「新人王におれはなるっっ」ひとまず、ヒナを助けたい零の第一案⇒ヒナを他の中学に編入させるべく
その費用を零が将棋で稼ぐプランは、ボツになってくれてホッ(汗;)
というか、零くん、どこぞの海賊王マンガを何気に読んでるのですね(笑)
「正義なんてどーでもいいから逃げてほしかったって思ってしまった」ヒナの姉・あかりの苦悩、すごくわかる。
家族が辛い思いをしていたら自分も辛くなる(涙)
「何かクラスの中に見えない階級とかがあって(中略)
誰がえらくて、誰がえらくないって、いつどうやって決まるの?
私たちみんな同じ、ただの同じ、人間のはずなのに」言われてみると確かに、
イケてる派手グループ、普通グループ、地味グループ、
みたいな上下階級が私の学生時代もあったかもしれない。
(だからといってイジメなどは全くありませんでしたが)
あの階級っていうのはいったい何なんだろうなー。
零のお助けもあって、ヒナの味方に野球部ヒーロー高橋くんが♪
それが逆に災いして更にヒナがビ●チ扱いされていってしまいますが、
それでもヒナにとっては学校内に一人でも味方がいてくれたら心強いとは思う。
イジメっ子の高城さん・・・高橋くんファンだったのか!
だから高橋くんに近づく女子をイジるという卑劣なことを。
自分に自信ないから他人を蹴落とすのかなー、そんな彼女の卑怯な性格に
哀れみというか可哀相というか。
「どうしてそう協調性が無いの?」協調性=イジメを見て見ぬ振りすることなの先生さんよ(。-`ω´-)
ヒナの担任の先生は厄介事が苦手そうだなー。
この担任の言動には率直にハラワタ煮え繰り返りそうになってしまった。
もういっそ、“最終兵器美咲おばさま投入”でイイんじゃないですか、あかりさん(笑)でもこれでは何の解決にもならないか。
どうも川本家のパパさん事情も明らかになりましたが、
子供3人残して家を出て行き、新しい家庭を築いているとは、
パパさん無責任すぎてもう。゜(゜´Д`゜)゜。
そういえば、『犬夜叉』のかごめ家のパパさん事情も詳細はよくわからなかったなー。
アニメ(映画だったかな)ではちょこっとママの回想シーンで登場してきた気がしますが。
大阪での新人戦優勝後、修学旅行中のヒナを心配して京都に出向き、
ヒナを見つけた零くんがカッコイイところで6巻は終了。
このあと、零とヒナは二人で京都を散策したりお土産買ったりするのかな。
せっかくの修学旅行、零が来たことでヒナちゃんに笑顔が少しでも戻ってくれたら嬉しい。
3月のライオン 第5巻…感想記事はコチラ



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