~ストーリー~
自らが惚れ込んだ男・力一と、彼に懐いてゆく紙様・真鉄。
真鉄を抱きながらも脳裏に浮かぶふたりの姿に、和記の胸は疼く。
そんなとき、滝に流れ着いた傷を負った兄弟が、
和記の愛する桃源郷に変化をもたらす……。和記の叫ぶ願いとは!?
超人気シリーズ『是-ZE-』いよいよ完結!!
キャラクター勢揃いの描き下ろし番外篇も収録!!(コミックス裏表紙より引用)和記
「奇跡の一つでも見せてくれよ…力一」力一
「是だ」奇跡が起きて(!?)真鉄は目覚めたーーー!?!?奇跡が起こり、白紙前の記憶を持ったまま真鉄は目覚めることが出来たと思いたい。
(以下、BLネタバレ感想です)
力一以外の男にキスする真鉄を見て嫉妬するとは、独占欲ですね和記さん。
和記に冷たい態度を取られてシュンと落ち込む耳タレ真鉄の、全裸な半獣化が可愛い。
氷見と守夜の姿もチラリ。
二人ともこの頃は前の主である言霊師に恵まれていなかったから
現在は玄間、隆成という良い主に出会えて良かったと思う。
遠藤兄弟(貴光と穂積)が力一らの里に流れ着いた事が吉だったのか凶だったのか、
穂積と宇多はかけおち。
「雨よ、上がれぇ 干上がれぇぇ」何もかもお見通しな力一が、妹・宇多の幸せを願う叫びに、胸がジーンとなった(´ω`。)グスン
しかし、穂積の過去の行いが災いし、宇多との新しい人生は奈落の底へ。
穂積と生活していくために宇多が言霊を使い続けたことで宇多は死んでしまうことになりますが、
うーん、穂積がもう少し上手く人生を生きて行けたのなら、
悪行に手を染める前に土下座でもなんでもして力一に助けを求めて
宇多を助けたいと乞うことができたら、こんなことにはならなかっただろうにと悔やまれる。
災いの連鎖はこれに止まらず、
橋から転落する赤子の彰伊を助けようとした力一が橋から転落死。
更には、穂積に刺されてた真鉄が白紙へ。
「おれは 力一の紙様だから 行かなきゃ 力一のそばに」おおお、これは和記にとってはWで悲しい出来事(泣)
そもそも、彰伊=穂積と宇多の子供だったとはΣ(゚∀゚)貴光と千乃の間に生まれた琴葉とは
遠藤家の家系図で言えば…従兄弟同士。
三刀家の家系図で言えば…従兄弟違い(従兄弟叔父&従兄弟甥)。という関係になるのかな。 むむむ、頭がこんがらがりそうな間柄だー。
そして現在。
真鉄が目覚めることになりましたが
元の真鉄のままなのか、それともNEW真鉄なのかは
著者曰く、読者の想像におまかせとのこと。
NEW真鉄であったとしても、それはそれでイイとは思いますが、
やはりこれは奇跡が起こって白紙前の記憶を持ったままの真鉄であってほしいかな。
目覚めさせる前の真鉄は獣の気配はなかったが
目覚めた真鉄は四つん這いで狼っぽいし雰囲気もあるし、
散々「奇跡は起こらない」と絶望していた和記に
あの世から力一が降臨して奇跡を見せる、と和記に約束してくれた感じもあったことなので。
でもそうしたら奇跡が起こらなかった玄間氷見ペアが不憫かな。
不憫と思うこと自体が不憫かもしれませんが。
そんな玄間氷見ペアは描き下ろしにて
「写真を撮りに来い?ふざけるな誰が行くか、取り込み中だ」玄間×氷見は昼間からお盛んデシタ(〃▽〃)こんな二人を見てたら、ぜんぜん不憫でもなんでもなく、
むしろラブラブだからOKだと思えました(笑)
さて、最終11巻を読み終えて・・・
肌色方面の濃厚度が薄いのなんの。
ムフフシーンの濃さはこの作品の醍醐味のひとつでもあったので
そこが不足しているのは物足りなさを感じてしまったかなー。
できれば最後に、和記×真鉄の絡みを見てみたかった気はします。
もしかして、和記篇ドラマCDに付属するプチコミックスにそのあたり描かれるのかな。
そして1~9巻を改めて読み返すと・・・
ちょこちょこ出てくる和記の意味深な言葉や独白、
少年時代の彰伊に対する阿沙利の恨み、貴光の冷たい態度などなど
色々と感慨深いものがあり、新たな捉え方を持って読むことができました。
是11巻、とても楽しい作品でした。
ドラマCDのキャスティングも豪華で素晴らしく、耳でも大変堪能させてもらいました!
志水先生の次回作『花鳥風月』も楽しみにしています。
是 ―ZE― 第10巻…感想記事はコチラ![Dear+ (ディアプラス) 2011年 09月号 [雑誌]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51uMEA-5msL._SL160_.jpg)
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