「これ以上、声変わりするの止めてください…とか、
ボクのこと、女の子にして下さい…とか、
ううん、違う。ボクは…ボクは…」変化していく自分の体を受け入れていく。
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「参っちゃうわよぉ~せっかく女になったのに。チョ~悔しい!」また土居くんがニトリンをからかっているのかと思って一瞬イラッと感じましたが
よくよく見てみると、どうやら演劇を良くしようとしてくれている!?
それでもそう簡単に土居くんのことを嫌いな気持ちがなくならないというもの。
「(//`ω´///) 『嫌い』を訂正しろよ、てめぇ!」土居くんはニトリンに嫌われてることがよっぽどショックで
よっぽどニトリンのことが好きなのだなと。
土居くんはニトリンの保健室登校から教室登校に戻るきっかけを作ってくれて
好感度が上がりそうなものの、そもそも保健室登校になった原因は彼でもあるわけで
そう思うとニトリンも
「嫌な奴なのか優しいのかわかんないなぁ」と言っていた通り
土居くんの性格は読み解き辛く、キャラの位置付けがとても難しい。

マコちゃんもお悩みモード。確かに可愛いニトリンの友人ポジションという立場は
なにかと比較してしまって劣等感を感じずにはいられなかっただろう。
自分を嫌な奴と卑下するマコちゃんですが、そういう自分の嫌な部分を晒すマコちゃんは
ニトリンと同じく十分にピュアな心を持った男の子だと思います。
二人で互いに「可愛い」の言い合いっこをしているホンワカムードに水を差すのは
「気持ちわりぃなぁ。何やってんだお前ら」土居くんはこういう口の悪さが難点だなと確信ヾ(・_・;)
そんな土居くんとは対照的というかなんというか瀬谷くんは癒しキャラ。
メ イ ド コ ス G J ☆
「ボク、やっぱり安那ちゃんのことが好きです」まさかの安那ちゃんエンドとは!
しれっと・つるっと・さらっと・ストレートに気持ちを表現するニトリンに
安那ちゃん完敗。ニトリンのチャームポイントは見た目の可愛さだけではない、
こういう内面のビシっと男らしさな部分も兼ね備えているのは魅力的。

登場人物たちの葛藤・心の戸惑いを真摯に受け止めながら1クールを視聴。 中学生という年頃の思春期・反抗期というのはとてもナイーブゆえに、視聴者(私)としてもこの作品を軽率に扱ってはならないと、キャラクターたちを揶揄してはならないと感じた物語。
アニメでは少々(というよりかなり)駆け足で物語が展開していき、もう少し掘り下げて欲しいなと思う部分もありますが、2クールにしたらダラダラな展開になりそうで、むしろ多少強引でも1クールで良かったかなと個人的には思います。
背が伸びることも・声変わりすることも受け入れる決意を決めた二鳥くんは今後どのような心の変化が出てくるのか気になりますので、原作を読んで補完していきたいと感じました。(兼田先生の知人…緑髪の少年ダレ!?…というのも気になるので)。
彼らには大いに悩み、大いに恋して、大いに思春期・青春を謳歌していってほしいものです。




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