~ストーリー~
中学二年のジロウと同級生の紺(こん)は付き合っているが、
紺の幼馴染みの茜(あかね)には秘密にしていた。
だがジロウと紺の関係がバレてしまい、茜はその日から姿を消す――-…。
同じ頃から街では奇妙な都市伝説が語られ始める。
そしてその二つの出来事はある事件に繋がっていた……!!
オレはまだ、気づかない。その真実に──…。
オレがした事、言った事。それが「誰か」の「何か」につながるなんて
オレには微塵も想像できない──…。
消えるネカフェ難民、女子高生失踪、男子トイレの花子さん。
点と点がつながった時、想像を越えた真実が浮かびあがる――-…。
阿仁谷ユイジが描くSFサスペンス!(コミックス裏表紙・帯より引用)
一応付き合っているというのに
「だってジロちゃんきもい」おいおい紺ちゃんそれは酷い(汗)
今までキスを拒まれていたというのに
いきなり紺からお誘いされたならジロちゃん脳内妄想爆発寸前☆
ジロ
「オレちゃんとやさしくするから──って…あれ?」紺
「ジロちゃん…おいしそう」イチャイチャラブコメかと思いきや、紺の顔が本物の悪魔の如く豹変!SFサスペンスだったのですね。
(以下、ネタバレ感想です)
↓
↓
豹変する紺、遺伝子ウイルス研究者である紺パパ、
そして紺の家に忍び込んだ茜の失踪・・・
それって自分の娘を父親が実験材料にして
それを知られた茜を拉致したってことかー!??!
そして連続失踪しているネカフェ難民の行方は・・・
「この人、…おいしくない」ギャ━━━━━━Σヾ(゚Д゚)ノ━━━━━━ !!!!
紺の食事に宛がわれていたとは何ともグロい。。。
しかも紺と肉体関係にある紺パパはこの関係に苦しみながらも
脱皮して成体(オトナ)になった紺を愛しそうにする姿は
すっかり研究者の目。
「紺が抱えた悲劇を終わらせたい。彼女(茜)を連れて警察へ」ラストスパートでは紺パパが茜をジロちゃんに託して救出させようと
良心の呵責に苛まれながら『紺の悲劇』を終わらせる苦渋の決断をした紺パパの姿に
憐みともにダンディーとさえ感じてしまった。
紺パパが行ってきたことはとても非道なことで
元凶はこの人から始まったことは重々判ってはいるのですが、
…たぶん渋くてイケテる眼鏡なキャラデザのせいです(苦笑) ←要するに私好みのウネウネヘア&眼鏡&ダンディキャラ。
病弱な体を救うがために研究中のウイルスを使ったことや
肉体関係は子孫を残すための生殖行為だったこと、などなど
なかなかエグい真相が秘められており
結局、紺と紺パパの悲劇は終結を迎えましたが・・・
紺ちゃんは今もどこかに潜んでいそうな気がする。
このまま終わっては気持ちがスッキリしないぞと思ったら
茜
「もう私にはタメ口きかないでね☆」ジロ
「…ふっ…☆…ベッドの中でも?」茜
「///o///…その時はふつうでいい…っ めっ…命令よ!」ジロちゃんと茜が恋人同士になってる!ラスト数ページでしたがラブ話で読み終えることができて良かった。
10年後、警察官となったジロと茜によるミステリーサスペンスが
ウィングスにて連載されるそうなので、そちらも楽しみです♪
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