マンガに恋する女の ゆるゆるライフ

マッチ売り (CITRON COMICS) 草間 さかえ リブレ出版 2010-10-10 売り上げランキング : おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools

～ストーリー～
恋文で人生が狂う
返って来た本のページにまぎれていた恋文。宛名があるはずの1枚目は無い。
文末の署名は本を貸した友人の名。その友人は急に東京を去るという。
それは渡せなかった手紙の所為か。手紙を返そうと友人を待つ学生、廣瀬清高。
トンネルの向かいにはヤミのマッチ売り、花城青司が立つ。
煙草を吸うため花城から燐寸を貰い待ちぼうけのいきさつを話す。
「何一つお前のせいじゃねえよ」とお人よしの廣瀬に惹かれはじめた花城は──。
恋文で人生を狂わされた男たちが絡み合う人間関係と感情の中で選ぶ運命の相手とは。
草間さかえ長編連載「マッチ売り」～「やぎさん郵便」の第1巻。
（コミックス裏表紙より引用）

草間ワールド、味わい深し。
草間先生独特のシンプルなコマ割りは戦後という時代設定とマッチしていたり
物語が始まる最初のページ（P6）の台詞のないシーンは情緒がよく醸しでていたり
P11の５コマ目で花城が廣瀬に向ける視線の色気だったり、かと思えば
次のP12の１コマ目で花城が「？？」とアホ毛を出して首を傾げているのに笑ってしまったり。
笑う、といえば・・・カバーを外した本体表紙。
パンツ一丁な花城＆フンドシ一丁な廣瀬(*｀▽´*)
実にオイシイ画です。特に腰からパンツにかけての骨盤ラインがイイ♪
（以下、ＢＬネタバレ感想です）
　↓
　↓
「親切ついでに教えてほしいんだ。どれ位イイのか。
　後、本当に一晩で何回もイくのか」
お人好しの廣瀬に惚れた花城は無理やり廣瀬を押し倒して一夜を共に。
（自分から押し倒される形にした＝誘い受、というのが正解・笑）

翌朝２人でシャワーを浴びながら
「俺は…お前が触ってくれるんなら」
ちょっ！花城さんアナタ天然の誘い受だったかΣ（ﾟ∀ﾟ*)ｶﾜｲｲ

再会した際、雪で濡れる花城のコートを脱がそうとする廣瀬に
花城「(〃ﾟoﾟ〃)おっ、こんな所ですんのか？」
廣瀬「何をですかヾ(〃°∇°〃)　（する？）」
こんな２人にニヤニヤさせられ、また
抱擁で体を温めてくれる廣瀬の胸の中で花城が幸せそうにしている顔がイイ♪

２人でお風呂のシーンもイチャイチャ、会社の資料室でのラブラブもムフフ、
廣瀬を想っている男（有原）がいると判明した途端に
ヤキモチ焼いちゃう花城が可愛いったらありゃしません。

花城のことが好きな澤×廣瀬の事が好きな有原も今後どうなるのか。
無理やり有原を抱いた澤ですが、事後に有原のシモの手入れをしていくという
意外に優しい…というか世話好き？？
連れ込み宿で再び澤に抱かれた有原ですが
廣瀬宛てのラブレターを澤が所持している、という弱みを握られている中
情事後の翌朝、宿主のお婆さんに代わって雪かきしてあげているという状況。
有原もつくづく人が良いんだろうなと感じました。

この本の続きは数年後になるのですね。早く読みたい♪
本誌で読んでしまおうかな。

地下鉄の犬（草間さかえ）…感想記事はコチラ

　　　

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