「仕事は僕を裏切らないすぃ~!家族キライ!!」最終回の患者=患者じゃないフツーの人?
子供のような姿になって苛々を発散する、というか駄々をこねる様子を見ていると
病む一歩手前のよな感じもする。
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また、家族の問題に煩わしさを感じ、妻や息子から目をそむける津田父の、
家の事は嫁に任せているんだ!俺は仕事してきてるんだから文句ないだろ!…という姿勢は
奥さんもいつ病んでもおかしくなかったような気が。
「カナリアは周りがちょっとおかしくなったときに真っ先に知らせてくれる英雄なんだ」これは世の中の家族をもつ男性に投げかけるメッセージなのでしょう。
カナリア=患者。津田父の場合、仕事で沢山の患者を救っているのでしょうけれども
自分の一番近くにいるカナリアの声に気付こうとしなかったわけですね。
伊良部の助言があり問題は解決の方向に向かいましたが
照れてるのか、クリスマスの帽子を被ってムスっとしている津田父の姿&
コップに写った奥さんの笑顔がとても良かったです。


当初、伊良部が精神的に病む患者を治療して解決していく物語なのかと思っていたので
病気が完治せずに30分間が終ってしまった時には…???状態に。
必ずしも患者の病気を安易に治すのではなく
患者がその病気とどう向き合うのか解決への道しるべを示すまでが描かれていたり、と
なかなかスッキリした解決ではないので物語を把握するのが難しかった印象。
ただ、奇をてらうというのでしょうか、アバンギャルドなテイストは観る者のとても目を引いて
楽しく視聴する事が出来ました。
一話一話完結ながらも、各話メインキャラ同士でハイパーリンクしているのが面白く、
また、声優さんの顔をはめ込んだ手法は声優ファンを大いに喜ばせてくれた作品でした。
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