~内容~
食べるは、幸せ。
黒みつがけミルクかんてん/鮭のみそホイル焼き/セロリと牛肉のオイスターソースいため/
グリーンアスパラのからしマヨあえ/しらたき入り肉じゃが/
ほうれん草入りのラザニア/いんげんとちくわのサラダ/ぶり大根。
限定版:特製ビニールカバー(台所でも使える防水仕様)&ポストカード3種付き。1巻に続き、漫画形式で料理レシピを紹介していくコミックス。
メイン登場人物の2人がゲイという設定ですが肉体的に絡み合うような耽美系ではないので
腐女子以外の方もぜんぜん読める本。
というよりコレを掲載しているのが男性向けコミック雑誌『週刊モーニング』なので
主に男性向けに描かれたレシピ漫画、と言った方が合っていますね。

限定版!と聞いて思わず購入してしまいましたが(限定版という言葉に弱い)、
台所でも使えるビニールカバー付きなコレを読みながら料理は私しないなーと(-_-;)
でもポストカード3枚はなかなか素敵だったかと♪
純粋にコミックスの中身だけ楽しめれば良い方は通常版購入でOKかもしれませんが。
(以下、ネタバレ感想です)
↓
↓
≪シロさんとケンちゃんの出会い≫これは1巻からずっと気になっていたことだったので、2巻目でようやく描かれており楽しみでした。
どうやらシロさんが前カレと二丁目に行き、そこでケンちゃんと初対面。
次に遭遇したのはケンジがいる美容院。
何度かデートを重ね、家が床上浸水したケンジの話を聞いて
(この時、筧史朗は一生分の勇気を振り絞った。)
「ウ、ウチ、来る?」
(結婚ちゅー ものがない日本のゲイにとっては
一緒に住むって事が まあ ひとつの区切りな訳で。)こういしてお付き合いが始まる事になり、現在も仲睦まじいようで宜しゅうございます。
≪レシピ≫味噌炒めに厚揚げを入れる際は油抜きしなくてもいい、とか
残った厚揚げは翌日、葱味噌をサンドしてオーブンで焼く、とか。
だいたい厚揚げって煮物かお味噌汁か、もしくはそのまま焼いて生姜醤油で食べたりするくらい…という
レパートリーの少ない私にとっては嬉しいレシピ情報。
グリル使用後について、
「おなかいっぱいになった後だと おっくうだから
魚が焼けたらグリルはすぐ洗うと。」これは納得納得。すぐ洗わないと網にコビリついた汚れが落ちないし
なにより食後に洗おうと思ってても、絶対洗い忘れる可能性大だから^^;
≪シロさんが以前同居していた元カレとの話≫洗濯の排水溝が詰まり、シロさんが一生懸命処理している傍らで彼氏・伸彦は
「明日着て行きたいシャツが中に入ってんだから
ちゃんと洗濯しといてくれよ」
おいおい手伝ってくれないのかこの男は
それに比べて今カレ・ケンちゃんは洗濯物を畳んでくれたり
一緒にベッドメーキングしてくれたり、偉い偉い。
というかこれがフツーです。どちらかがヒモじゃない限りは。≪シロさんと家族≫後半、父親が病気で手術することになったシロさんの話はシンミリさせられました。
シロさんと同じ想いを体験した事が私自身あるからかもしれないなと。
系統は違いますが、主人公が白血病の『フラワー・オブ・ライフ』を読んだ際も
物凄く切なく胸が締め付けられた思いがしたのを何となく思い出しました。
それは置いておいて…若干落ち込み気味なシロさんに対して
何気ないケンちゃんの優しさが良かった!
そしてシロさんの料理を
「おいちー
」と言いながら食べるケンちゃんが可愛かった♪
こんな可愛いケンちゃんがタチ。というか
シロさんがネコというのが未だ不思議というか何というか^^;そんなギャップや想像力を掻き立てられるところが面白いキャラ設定なのかもしれません。
≪私の勝手な脳内変換≫この夏、TVアニメ化したアンティークを観たせいなのか、
シロさん@藤原啓治さん
ケンちゃん@三木眞一郎さんこのお二人の声で脳内変換されコミックスを読んでしまう私の頭。
若干シロさん&ケンちゃんの声イメージと違うな~と違和感を感じながらも、
藤原さんと三木眞さんが私の頭を占拠してなりませんwww
きのう何食べた?・第1巻…感想記事はコチラ
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