~ストーリー~
奏に千広のことがバレてしまい気まずいサクヤは
怒り心頭な奏に会ってもらえないか千広に頼んでみることに…
夏休みまであと少し!高校生活最後の夏合宿をかけたテスト勉強に追われる
サクヤのもとにやってきた人物とは一体誰───!?(第3巻・裏表紙より引用)帯に
『サクヤ失踪!!!』と大々的に書いてあったので
何日も消息不明になってしまったのかと思いましたが
失踪時間は数時間程度(?)だったようで、少々肩すかし。。。
帯の謳い文句がオーバーすぎて驚かされました。しかしこの作品は、
ダークで鬱展開が読む前からプンプン漂ってくるので
正直読むことに抵抗があるのですが、それでも読まずにはいられない。という矛盾と闘いながら読んでおります。
(以下、ネタバレ感想です)
↓
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「お嬢にパーフェクトな着付けできるのは自分だけでしょお!?
なんですかソレ、誰が着付けたんですかソレ、
おはしょり斜めってんじゃないですか、
へたくそがぁっっ 脱いでくださいっ」新キャラ・沙己が最高☆せーちゃんの執事役(否、犬?)の沙己ですがオチャメな感じで、
でも何気にせーちゃんのオデコにキスしたり…オトナな部分もあるので
フルバの紫呉のようなイメージ。
沙己というキャラは今後も作品の中でもっと遊ばせてもらって、でも締めるところは締めるような
そんな存在感のあるキャラでいてほしいかなと。
そしてサクヤを闇に堕とす新キャラ・父親の再婚相手(義母)。この義母がとんでもなく悪役。
更に実の両親でさえ、親としてとんでもなく失格な人たち。
「子どもなんかいらないって言ったじゃない!!」実母の言葉とは思えない台詞↑に、だったら子供が生むようなことをするなと言いたくなる。
「あたしさぁ…実はこの家に嫌いな奴がいるんだよねぇ。
いつもヘラヘラ笑っててさぁ、私はいい子です~悪いことはしません~好いてください~
ってオーラだしてるうざい奴。なんでいんの?ここに」また、義母がサクヤにこういう事↑を言える神経が分からない。
父親は義母のご機嫌をとるのに必死で悪者は全てサクヤにするという腹立たしくて仕方がない。
迷惑がられる存在、要らない存在だと言われ踏みにじられたサクヤの心に
救いの手を差し伸べてくれたのが奏。
要らない存在と言われないよう懸命に努力してきたサクヤに
「頑張った」と言ってくれたのが千広。
千広も良いけど、実はカナちゃんも捨てがたく良いキャラで
義母に再会したことで怯えるサクヤを奏が抱きしめるシーンはウルっと涙してしまったし
サクヤの義母に猛撃電話する奏もなかなか素敵だった。学校のクラス内でもサクヤは女生徒から嫌われているおり
まだまだ問題山積みで何の解決もしていませんが
闇から解放されるためどういう展開が待っているのかハラハラしながら新刊を待ちたいと思います。
「星は歌う・第2巻」感想記事はコチラ
「星は歌う・第1巻」感想記事はコチラ
「フルーツバスケット・第23巻(最終巻)」感想記事はコチラ








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高屋さんの漫画はどれも素敵ですよね。
『星は~』はまだ読んでないですが、機会があったら読んでみたいです。
>明都さまへ♪
こちらにもどうもです^^
高屋先生の作品はこの作品と、フルバしか読んだことがありませんがとても雰囲気づくりがとても巧い先生でいらっしゃるなと思ってます。
『星は~』はとても鬱展開なのでお読みになる機会がありましたら覚悟して(笑)お読みくださいませ^^
そういえば、高屋さんといえば『手紙』という曲で、NHKのみんなのうたでの映像を描かれていました。
それもなかなかに素敵です。
>明都さまへ♪
>そういえば、高屋さんといえば『手紙』という曲で、NHKのみんなのうたでの映像を描かれていました。
そうなのですね~知りませんでした!