~ストーリー~
良家の子女が集う名門・帝能大学で、田宮は藤堂と出会った。
現役司法試験合格を目指す田宮と、付属校出身でちゃらい男の見本みたいな藤堂。
正反対の二人だが、ちょっと奇妙な友人関係が結ばれ…。
(第1巻・裏表紙より引用)1巻は至って真面目な展開(笑)のBL話ですが
2巻では同人誌からの載録だからか、エチー展開が満載でございましたw
(以下、BLネタバレ感想です)
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主人公・田宮が刑訴を学びたくて入ったゼミは、
猿でも単位が取れる超ド楽勝ゼミであり
そこの所属している学生は皆裕福な家庭に育った道楽モノたち。
新歓コンパで場を盛り上げようと
自分のナニをビール漬にして
『人間ホルマリ~ン』を披露する藤堂もまた
代議士の息子であったり。
田宮はある男性教授と飲みに行った帰りにキスをされ教授のことを意識しだすも、
その教授は酔うとキス魔になり翌朝何も覚えていないという酒癖の悪い人で…
田宮「藤堂、俺のこと好きにしろよ」自分のことを好きな藤堂にこの台詞を吐いた田宮は
翌朝藤堂を傷つけたことを謝りますが・・・
藤堂「田宮のそういう所が俺ホントに好きなんだよね」
も~~~藤堂ってば寛容!!
田宮「あー、ありがとー藤堂!これからも今まで通り、友達でいてくれな!」
藤堂「…アレ?」
…でも、あわよくば友人以上の関係になりたかった!?藤堂ファイトだーw
その後なにかにつけて藤堂が健気でポジティブなのが好印象。
寝ている田宮を襲おうとして途中で起きた田宮に怪訝な顔をされ
「とほほほ」と諦めたり、
料理上手なことで田宮の機嫌を伺ったり。←可愛いw
1巻の最後にとうとう二人は結ばれましたが
田宮の気持ちはいったい…!?
藤堂「また俺、泊まりに行ってもいい?」
田宮「と、泊まるだけなら──」
藤堂「セッ●スしてもいい?」
田宮「…と、友達としてなら…」ちょとー!それじゃあまりに藤堂が可哀相すぎます(笑)
2巻目はそれから7年後・・・
田宮は大学の講師、藤堂が大学に残って研究に励みながら
二人で同棲しているようですが
1巻のラスト以来、二人は全く合体していないようで^^;
しかしあることがきっかけで二人は繋がり始め、
また自分から誘えない田宮に対し藤堂が超鬼畜になったり☆
極めつけは、田宮に
”好き”と言わせたい藤堂のシツコさに田宮が
「っせーなっ
むさ苦しいツラで ぐだぐだぐだぐだ うっとうしい!!
穴はひろがってんだから
早く入れやがれこのグズ!!」(↓オンマウスで画像拡大)

こういうキツイ言い方をするくせに
真正面から藤堂に
「愛してるよ、健介」と言われ
デレる田宮もまた可愛いのなんの★
要するに田宮はツンデレ属性だったわけでしたwその他、
藤堂弟x伊藤久雄教授の話は、
優秀な藤堂弟を大学に残したいと望む教授に対し
藤堂弟が出した条件は情交。
その条件に安易に乗った教授が藤堂弟にハマっていくという
これまたエチーばかりな展開ではありますが、
藤堂兄とは対照的な弟のクールさは読んでいて惹かれるものがありました。
以前にも書きましたが、よしながふみ先生の描くものは
キャラの表情変化をコマ送りしたような描写がいくつもあるので
そのキャラ一人一人の感情の変化などが一コマ一コマで感じられて
とても面白く読むことが出来ます。
「1限めは~」は新装版として今月初めに発売され、
ビブロス倒産により絶版になった よしなが作品は
あと残り1作品(「本当に、やさしい」)だけになった?かな。
この作品も今年中にはリブレ出版から新装版として発売になりそうなので
そちらも楽しみに発売を待ちたいと思います。
(ビブロス版の中古では2000円以上の高値が^^;)
よしながふみ作品「きのう何食べた?」感想記事はコチラ
よしながふみ作品「ジェラールとジャック・第1~2巻」感想記事はコチラ






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